クレジットカード発行の第一関門といえば審査です。
年収や勤務地、住所などの身辺情報をしっかりと記載した上で申し込んだとしても、クレジットカード会社独自の判定基準を元にして審査が行われるため、必ず通過するというわけではありません。
審査の際に重要になってくるのがクレジットヒストリー。
通称クレヒスと呼ばれるこの項目を中心にしてカード会社は申し込み申請者の借入・返済状況をチェックし、発行に値するかどうか判断しています。
カード会社によって重要視する度合いは変わってきますが、どこの会社でもクレヒスに傷がある(=ちゃんと返済してくれない可能性がある)人は審査に通らない場合が多いです。
ということは、一度クレヒスに傷がついてしまうと今後クレジットカードを発行するのは難しいのでしょうか?
実際にはそんなことはなくACマスターカードのようなクレヒスを育てやすいカードを利用して、ゆっくりと実績を積み上げていけばハイステータスカードも夢ではありません。
ACマスターカードは数すくない消費者金融系カード
ACマスターカードはアコムが発行しているクレジットカードです。
クレジットカードは銀行系、信販系、流通系というように発行会社によってわけられるのですが、その中でも消費者金融系に属しているのがACマスターカードです。
一般的に消費者金融系カードというのは審査基準が一般カードと異なります。まだカードを作ったことがないという方や過去にクレヒスが傷ついている人でも申し込むことができるカードです。
しかし、消費者金融系カードというのは非常に種類が少なく、
カードを持てるということは使えるということですから、適切な利用方法でクレヒスを積み上げていくことができますね。
クレヒスを積むならACマスターカードがおすすめ
クレジットヒストリー(=クレヒス)というのは、その人の金銭借り入れ・返済状況の履歴であり、それらは月ごとに信用情報機関というところに保管されています。
毎月の支払いが遅れるとA(債務者の事情により入金なし)やP(請求した金額の一部のみが支払われた)といった文字が記入され、入金や出金がなければ何も記載されません。
期限通りに支払いが行われた時には$マークがつくのですが、いいクレヒスのためにはこれが重要です。
しかし、カード会社によってはAやPは記載しても$マークを記載しないという会社があります。
そうなると、情報の更新が無いまま時間だけが経過してしまい、クレヒスが育ちません。
なので、審査に通らないからクレジットヒストリーを育てたいと考えている方はこの$マークがつきやすいカードを探しだす必要があります。
どのカードも必ずクレヒスが記載されるわけではない
カードに$マークが記載されない場合、カード会社によりますが情報の更新がされないため何のマークもつかないか「入金も請求もありませんでした」という意味の-マークがつきます。
これがついてしまうということ自体には問題がないのですが、クレジットヒストリー自体は何の動きもないので「いいクレヒスになっている」とは言えません。
これは真っ白、ホワイトと呼ばれる状態であり、審査が厳しくないクレジットカードであれば十分に発行可能ですが、ゴールドやプラチナといったハイステータスカードにおいてはクレヒスが育っていないという理由で審査に通らない事があります。
その点、ACマスターカードであれば毎月期日通りに支払いを行っていれば$マークがつくため、クレジットヒストリー育成においてかなり有利なカードであると言えます。
本当に審査が甘いのか
消費者金融系クレジットカードであり、他のカードに落ちてもこのカードなら大丈夫という記述もネット上でよく見かけます。しかし審査が甘いわけではなく審査方法が他のクレジットカードと違うので人によっては通る可能性があります。
通常、クレジットカードはショッピング枠の中にキャッシング枠が設定されているため、ショッピング枠の対して審査が行われるのですが、ACマスターカードはキャッシング枠に対して判定が行われます。
枠が違うと適用される法律が変わります。
ショッピング枠で適用されるのは割賦販売法であり、こちらはクレヒスを重視した審査を行います。
しかし、キャッシング枠は貸金業法と呼ばれる全く別の法律が適用されており、こちらはクレジットヒストリーを重視しません。
過去の利用履歴を重視しないということは、延滞などで傷がついていたとしても痛手にはならないということ。
なので、どんな方でも申し込みやすいという見方ができるわけです。
しかし、貸金業法においては年収の1/3以上の貸付はできないという内容の総量規制というシステムが存在しているため、クレヒスを見る他のクレジットカードは通ったけれど、ACマスターカードだけはどうしても通らないという人もいます。
自身の利用状況をしっかりと把握した上で、クレヒス育成を考えているのであれば申し込むべきクレジットカードではないでしょうか。
もちろん、利用の際にはちゃんと返済期限までに利用金額を返済するようにしてくださいね。