作りやすく持ちやすいクレジットカードとして非常に有名なのがACマスターカード。
信用情報に不安が残るという方や過去にクレジットカード利用をしたことがない、あるいは金融事故情報を消すため何年も待ったといういわゆるスーパーホワイトの方でも発行できる可能性があるカードとネット上で紹介されることも多いカードです。
また、ポイントシステムや旅行保険といった支払い機能以外の仕組みを備えていないため、他のカードでポイント獲得に熱中しすぎてカードを使いすぎてしまったという方が自制のためにACマスターカードを発行するという使い方もあります。
それ以外にもステータスの高いカードを作るため、まずは信用情報を育てたいという思いから継続してACマスターカードを利用しているという方もいます。
これはクレヒス育成と呼ばれ、ACマスターカードの使い方として人気です。
一枚のカードを長く使うということはカード更新を行わなければならないということです。
ACマスターカードの更新時には何かする必要があるのでしょうか?
クレジットカード更新で何かをする必要はありません
ACマスターカードにだけでなく、全てのクレジットカードには有効期限が設定されており、期限が来たら更新を行わなければなりません。
と言っても更新が近づくとカード会社からお知らせが届きますし、待っていれば有効期限より前にカードが送られてきます。
なので、有効期限が近づいているからといって再度申し込みを行う必要はありませんし、煩雑な手続きも存在していません。
カードによっては書面やメールでお知らせが来た段階で連絡をする必要がある場合もありますが、電話やメールで連絡を行うだけで完了となる場合が多いです。
カード更新で変わること
更新を行った後のクレジットカードはカード番号が変わりませんが、セキュリティコードだけが変更されます。
セキュリティコードというのはカード本体に記載されている3桁から4桁の番号で、デジタルデータとしてカード内に記録されていない番号のことで、ACマスターカードにも存在しています。
データ抜き取りによる不正利用を防ぐため設定されているコードで、ネットショッピングではこの番号が無いとカード利用ができません。
ネットブラウザのオート入力機能等を使ってカード情報を入れていた方や、よくクレジットカードを利用していてコードを覚えてしまっているという方は、セキュリティコードが更新されていることに気づかずカードが認証されないと驚くこともあると思いますので気をつけてください。
更新されないこともある
ACマスターカードに限らずクレジットカード全てにおいて言えることなのですが、有効期限が近づいていくるとカード会社は再びその人の審査を行います。
つまり、更新に値するかどうかの審査というわけです。
既に発行の段階で一度審査に通過しているわけですから、それよりは通りやすい審査が行われるのですが、この審査に落ちてしまうということも可能性としてはあります。
その場合には有効期限が近づいているというお知らせや本カードが送付される代わりに新カード発行を断る旨が連絡されます。
カード会社からの信頼を著しく損ねるような使い方をしなければ審査に通らないという事は考えにくいのですが、こういう可能性があるという事も覚えておきましょう。
拒否される場合1:利用中のカードで延滞をした
カード会社としても1度や2度の延滞で拒否されるような厳しい判断を下すようなことはないのですが、度重なる延滞や複数ヶ月に渡って支払いがされないというような場合には拒否されてしまう事があります。
貸したお金が返ってこないわけですからカード会社としては当然の措置だと言えます。
拒否される場合2:他のカードで延滞をした
例えばACマスターカードはしっかり期限内に返済し、ちゃんと利用を続けているのですが、楽天カードやOrico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)など他のカードで大幅な延滞を繰り返している場合にはACマスターカードの利用もストップされてしまう事があります。
通常の審査時にもそうなのですが、信用情報をチェックした上で契約を続けるかどうかの判断が行われます。
ということは他のカードの借入状況もチェックされるというわけであり、ACマスターカード以外のカードで優良顧客と言えない場合にはACマスターカード側から拒否される可能性があります。
拒否される場合3:全く使っていない
延滞はもちろん大きな問題となるのですが、全く利用履歴がない場合にも拒否される可能性があります。
カード会社としても全く利用しない方に向けてお知らせを送ったり会員情報を保持したりというのは余計なコストがかかるばかりで旨味がありません。
そのため、カード利用が無い方というのは拒否対象としてあがりやすくなっています。
年に数度でいいのでしっかりと利用することをおすすめします。
または、メインカードに一本化するというのも手です。
例えばACマスターカード以外に楽天カード、Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)を利用しているのであれば楽天カードとOrico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)を解約しACマスターカードだけを利用するとカード利用が無くて拒否されるという可能性も少なくなります。