ネット上でよく話題にあがるクレジットカードというと楽天カードやOrico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)などが思い浮かびますが、ACマスターカードも気になっている人が多いクレジットカードです。
アコムが発行しているこのカードは安定した収入がある20歳以上が申し込めるカード。他のカードの審査に落ちた人や初めてカードを作る人も発行できる可能性があります。
そんなACマスターカードですが、注目度が高いからこそ話に尾ひれがついてしまい、事実か嘘かわからないような噂が広まってしまっています。
そこで、よく聞くACマスターカードの評判について、正しい噂はどれなのか調査してみました!
噂その1:ブラックリスト入りやスーパーホワイトでも発行できる?
ACマスターカードにまつわる噂の中で恐らく一番よく聞くのがこれだと思います。
通常のクレジットカード審査においてまず間違いなく落とされてしまうようなブラックリスト入りしている人やスーパーホワイトの方でも申し込める、という噂。
もし噂が本当ならカード発行を諦めていた人の救世主になりますね!
ブラックリストって何?
クレジットカード関係でよく見るこの二つ、実際にはどういう状況を表す言葉でしょうか。
ブラックリストというのは、過去の延滞や踏み倒しなどで信用情報に遅延等のマイナスが記載されてしまっている方のことを言います。
クレジットカード発行というのは信用のおける方にのみ行われるものですから、この段階で普通のクレジットカードであれば発行は難しいでしょう。
リスト、という言葉から貸してはいけない人のリストが存在し、各会社で共有されているようなイメージを持ってしまいますが、そういうわけではありません。
ただ、過去の利用履歴等から自社内にそういった注意人物リストを持っている会社もあり、信用情報とは別に参照されるため信用情報だけではないということを覚えておきましょう。
スーパーホワイトってどんな状況?
スーパーホワイトというのは過去にローンやクレジットカードの利用がなく、信用情報に何のデータも記載されていない方の事を言います。
先ほどのブラックリストとは正反対の状況ですが、この場合も信用に値しないと判断されることがあります。
実は、遅延等の金融事故が信用情報に記載されると、5年間その情報が保持されたあと信用情報から消えます。
例えば過去に金融事故を起こしてカード更新が拒否され、他のカード発行も難しいという方ですと記載が消えるのを待つというのが一般的な対処法になるわけです。
さて、その状態で5年が経過して金融事故の情報が消えた(いわゆる喪明けした)らどうなるでしょう?
答えは何も書いていない状態、つまりスーパーホワイト状態になってしまうわけです。
このような予測をカード会社は行っており、発行したところで金融事故を起こしかねないと判断されるためスーパーホワイトは避けるべきなのです。
若い内はまだ学生でカードを持ったことがないのだろうと判断されるのですが、30代以上でスーパーホワイトの場合は利用履歴を作っておかないと審査に通りにくくなってしまいます。
結局ACマスターカードはブラック・スーパーホワイトでも発行可能?
結論から言うと、そういったケースも存在するというのが正解です。
ですから、噂は正しいといえば正しいですが場合によると言えるでしょう。
ACマスターカードは審査の方式が独特で、よりカードローンに近いやり方を採択しています。
もちろん信用情報は見るのですが、過去に金融事故が存在していたとしても現在返済できるだけの能力があるかどうかを重視しています。
そのため、ブラックやスーパーホワイトの場合でも完済している上で安定した収入があれば審査に通過するケースというのも存在するというのがこの噂の真実です。
噂その2:ACマスターカードを使うとキャッシング扱い?
ショッピング利用に比べるとマイナスなイメージのあるキャッシング。
ACマスターカードを使うとキャッシング履歴が残ってしまうらしいという話があります。
これはACマスターカードの仕組みをわかっている人だからこそ出てきた情報ではないかと思います。
ACマスターカードの限度額枠というのは少し特殊で、通常であればショッピング枠の中にキャッシング枠が入っているというパターンがほとんどです。
しかし、ACマスターカードの場合はキャッシング・ショッピングの内大きい方を限度額と設定し、その枠内に限度が設定されるという仕組みになっています。
そのため、キャッシング枠の方が大きいという特殊な状況が生まれる可能性があります。
この仕組みと消費者金融のアコムが発行しているカードというイメージが相俟ってACマスターカード利用でキャッシング履歴が残るのではないかという噂が広がったのではないでしょうか。
実際にはキャッシング枠の方が大きいACマスターカードでお買い物をしたとしてもキャッシング履歴が残ることはなく、ショッピング利用をしたという情報しか掲載されません。
さらに、本人以外の方が信用情報をチェックした場合にも社名までは出てこないのでACマスターカードを持っていることで別のカード審査やローンに影響があるのではないかと思っている方にも安心ですね。