REXカードの海外旅行保険は充実していると話題で、海外に行く機会が多い人に人気のクレジットカードです。
「今持っているREXカードで海外に行っても安心なの?」「新しく海外旅行向けのカードを作りたい」という方必見です。
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REXカードの海外旅行保険における補償限度額
ここではREXカードの補償限度額について紹介していきます。
下の表を御覧ください。
REXカードの基本情報 | |
国際ブランド | VISA,MasterCard |
ポイント還元率 | 1.25~13.25% |
年会費 | 無料 |
傷害死亡 | 最高2,000万円 |
後遺障害 | 最高2,000万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) |
最高200万円 |
携行品損害 (1旅行かつ1年の限度額) |
最高20万円 |
確認いただいたように、年会費無料にしては充実した海外旅行保険になっています。
注目すべきは一番お世話になる可能性が高い傷害治療費用と疾病治療費用です。
傷害死亡保険や後遺障害保険ももちろん重要ではありますが、利用することになる可能性は低いですよね。
他のカードの保険を確認するときも同様ですが、傷害治療費用や疾病治療費用、携行品損害保険などの身近な保険をまずチェックするようにしましょう!
REXカードの海外旅行保険だけでは足りない
結論から言うと、REXカードの旅行保険のみで海外に行くのは非常に危険であると言えます。
なぜなら海外の医療事情は日本と大きく異なり、自由診療の形を取っている場合が多いからです。
つまり、日本のような健康保険制度(3割負担で済む)が存在しないので風邪で診療してもらっただけで日本の数倍~数十倍の料金を取られるのは当たり前、
入院なんてしてしまったら莫大な金額を負担しなければならなくなるということです。
以下は例として日本とニューヨークを比較したものです。
事例別医療費の違い | |
初診料 | 日本:約850円 ニューヨーク:約16,500円~33,000円 |
入院1日あたりの室料 | 日本:約5,000~10,000円 ニューヨーク:約20,000円~約100,000円 |
貧血により2日入院 | 日本:約20,000円 ニューヨーク:約2,200,000円 |
骨折で 入院手術により1日入院 |
日本:約300,000円~400,000円 ニューヨーク:約1,650,000円 |
※1ドル=110円で計算
今回はニューヨークを例として挙げましたが、医療費は国によってこんなにも異なるんです。
こんなにも日本と医療費に差がある国ばかりではないですが、もっと高い国も存在します。
海外で万が一のことがあった時に医療費のことを気にせずに済むよう海外旅行保険は万全にしておきましょう。
REXカード+αでカードを持とう
海外の高額な医療費を考えるとREXカードの保険のみでは少々心もとない感じがします。
そんなときはREXカード+αでカードを発行しておきましょう。
例えば年会費無料で旅行保険に定評があるエポスカード(https://www.creditcard-smart.net/epos-card/epos-card-visa/epos-card-kaigai-ryokou-shougai-hoken-hoshou-naiyou/)
と保険を合算すると・・・
条件:どちらも自動付帯
傷害死亡: REXカード 最高2,000万円
エポスカード 最高500万円
↓
最高2,000万円
後遺障害: REXカード 最高2,000万円
エポスカード最高500万円
↓
最高2,000万円
賠償責任:REXカード 最高2,000万円
エポスカード 最高2,000万円
↓
最高4,000万円
傷害治療費用:REXカード 最高200万円
エポスカード 最高200万円
↓
最高400万円
疾病治療費用: REXカード 最高200万円
エポスカード 最高270万円
↓
最高470万円
救援者費用:REXカード 最高200万円
エポスカード 最高100万円
↓
最高300万円
携行品損害:REXカード 最高20万円
エポスカード 最高20万円
↓
最高40万円
※傷害死亡保険、後遺障害保険は合算されずに、どちらか高いほうが優先して支払われます。
どうでしょうか、補償額がだいぶ増えましたよね。
どちらのカードも年会費無料なので発行して2枚持っておくに越したことはありません。
海外旅行保険だけじゃない!海外で役立つ人気のサービス
REXカードは海外に行った時に本領を発揮します。
REXカード保険以外の各種サービスにも定評があり、人気を集めています。
保険は自動付帯
保険には自動付帯と利用付帯の2種類があり、REXカードは自動付帯に当たります。
利用付帯の保険は海外で決済を行なわないと適用されません。
どのカードで決済したか忘れてしまうと、どの保険が利くのかわからなくなってしまうのでやや面倒です。
一方、自動付帯保険だと海外に到着しさえすれば、その時点で補償対象になるので非常に分かりやすく、手続きも楽に済みます。
海外キャッシング
REXカードなら海外で突然現金が必要になったときに素早く対処することができる「海外キャッシング」が利用できます。
現地ATMや提携先金融機関の窓口で簡単に現金を手に入れることができるので、海外旅行では安心材料の一つになります。
「海外キャッシング」のメリットとしてその手数料の安さが挙げられます。
銀行や空港の両替よりも手数料を安く済ませることができるので非常にお得ですし、現金を持ち歩かなくて済むので防犯にもなります。
また、空港や駅に設置されているATMで利用することができるので非常に便利です。
キャッシュレス診療
キャッシュレス診療とは、海外において現金いらずで診療が受けられることを言います。
何かあってからでは遅い海外において、手持ちがない状態でも診療を受けられるのは非常にありがたいですね。
しかし、キャッシュレス診療を受けるにはいくつか注意点があるので以下でまとめておきます。
・事前に提携病院を確認しておく
→体調を壊してから提携病院を探しても、近くにその病院があるとは限りません。
宿泊先が決まったらまず提携病院を確認するのが一番ですね。
・土日祝だとキャッシュレス診療が不可能
→土日祝日はカード会社が休みなので、電話を入れてもキャッシュレス診療の予約はできません。体調が悪いなと感じたら早めに提携病院の予約をしましょう。
また、予約なしでキャッシュレス診療を受けることはできません。予約必須なので気をつけるようにしましょう!
海外ショッピング手数料が安い
他社のカードが2.0%ほど手数料を取るのに対し、REXカードの手数料は1.6%ほどです。
良心的な海外ショッピング手数料もREXカードの魅力の一つです。
留学にも使える(付保証明書を発行可能)
留学の際にはカード付帯保険の付保証明書の提出が必要な場合があります。
REXカードなら日本語と英語の両方で付保証明書を発行することができるので留学にもしっかりと使えるのです。
REXカードのデメリット
ここではREXカードのデメリットについて書いていきます。
空港ラウンジは使えない
REXカードは年会費無料カードであるため、空港ラウンジは利用できません。
もし空港ラウンジ利用目的でカードを作りたいという方であれば、REXカードはお勧めできません。
しかし年会費無料の割に、REXカードの海外における使い勝手は良いです。
空港ラウンジの利用はほかのカードでおこない、その他の特典利用を目的にREXカードを発行するのがお勧めです。
ショッピング保険がない
カードで決済をおこなった商品が偶然の事故などによって被害を被ったときに保証してくれるショッピング保険ですが、REXカードには付帯していません。
注意しましょう!
家族カードを持っていない家族は保険適用外
家族・子どもの保険をカバーする家族特約がREXカードにはついていません。
つまり、REXカードは会員本人のみが対象となってしまうので、家族や子供の分までの補償は受けられないということですね。
ただ、子どもが18歳以上であれば年間数百円で「家族カード」を発行することができます。そこで本会員と同じ保険サービスを受けることができます。
飛行機遅延/欠航・ロストバゲージ保険は無い
REXカードには飛行機遅延・欠航/ロストバゲージ保険が付きません。ロストバゲージとは空港やホテルで預けた荷物が無くなってしまうことです。
これらのトラブルは海外旅行につきものではあるので、保険に加入しておきたいという方は他のカードを発行しておきましょう。
REXカードは保険のみの利用でも十分価値あり
以下のような人にはREXカードをおすすめできます。
・ポイント還元率を重視したい
・年会費無料にこだわりたい
・保険の加入は自分のみでよい
・海外キャッシング・キャッシュレス診療を気軽に利用したい
REXカードは年会費無料にも関わらずポイント還元率がずば抜けて高く、非常にコスパが優れています。海外に行く予定のある方は保険目当てでも作る価値はあると思います。この機会に一枚作ってみてはいかがでしょうか!