様々なクレジットカードを対象に還元サービスを提供するマイナポイントは、どのクレジットカードで還元させれば得なのかしっかり考えることになります。
交換先が多くなっているという観点では、三井住友カードを選択するのも1つの方法です。
この記事では、三井住友カードでマイナポイントを利用する際の手順を紹介します。
また、マイナポイントを利用する際に気をつけるポイントについても解説します。
三井住友カードはマイナポイントの対象カード
三井住友カードはマイナポイントの対象カードとなっています。
マイナポイントは様々なキャッシュレス決済が対象となっていますが、その1つとして三井住友カードが含まれています。
現時点で三井住友カードを持っている人で、利用頻度が高いようであれば対象にするのもいい方法です。
マイナポイントは普段から利用しているキャッシュレス決済が対象であり、クレジットカード以外にもスマホ決済などが含まれています。
ただ、広範囲に利用できるという意味ではクレジットカードがかなり有効な手段となりますので、三井住友カードをマイナポイントの対象にするのはいい方法です。
三井住友カードもポイント還元の制度を採用しており、クレジットカードを使い続けることで多くのポイントを獲得できます。
少しでもポイントを得たいと考えている人は、マイナポイントを利用するために三井住友カードを対象にするといいでしょう。
得られるポイントはVポイント
三井住友カードでは、マイナポイントの還元によってVポイントが支給されます。
このVポイントは、商品との交換が可能となっている他、他社のポイントに交換できる制度も採用されています。
つまり、Vポイントを多く還元させておけば、自分が使っているポイントに交換できる可能性もあります。
以前までは三井住友カードのポイントと三井住友銀行のポイントが分割されており、使いづらいものになっていました。
2020年6月よりポイントが統一され、Vポイントとして利用可能になりました。
ポイントが統一されたことで、三井住友銀行を利用している人もポイントを貯めやすくなりました。
Vポイントの交換範囲はかなり広く設定されているため、自分が希望している交換先を見つけやすくなっています。
また、マイナポイントでは多くのVポイントが還元されるため、交換先を事前に決めておけばカードを使っての還元は狙いやすくなるでしょう。
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三井住友カードでマイナポイントを得る際の手続き方法
三井住友カードでマイナポイントを得るためには、事前に手続きが必要です。
また、マイナンバーカードを先に発行しておく必要がありますので、マイナンバーカードについては絶対に用意してください。
準備をしっかり済ませてから、三井住友カードをマイナポイントへ登録しましょう。
マイキーIDの発行
先に必要となるのは、マイナンバーカードを登録してマイキーIDを手に入れることです。
このIDを手に入れていないと、三井住友カードを登録できません。
スマホやパソコン、市町村の窓口などを利用して、マイキーIDを発行しておきましょう。
マイナポイントへ登録
マイキーIDを手に入れた後、三井住友カードをマイナポイントへ登録します。
三井住友カードを登録する際は、まずVpassというサービスへ登録しなければなりません。
このサービスへ登録した後、三井住友カードを登録するために以下の申込情報を入力します。
- VpassのID
- Vpassのパスワード
- 登録者の生年月日
これらの情報をマイナポイントの登録で利用します。
Vpassへ登録していないと、登録する際に必要なサービスのIDやセキュリティコードを入力できないため、利用不可能となります。
しっかりと事前の登録を済ませてください。
情報を入力し、三井住友カードがマイナポイントへ登録されていることが確認されれば、この時点でマイナポイントのサービスへ三井住友カードが利用されることになります。
三井住友カードを利用する
登録が完了した後は、三井住友カードを利用するだけです。
マイナポイントの還元は上限が5,000ポイントとされていますので、ポイントの還元に必要な金額である20,000円以上をカードで決済してください。
20,000円以上を利用した段階でマイナポイントの上限に到達し、翌月以降にマイナポイントの還元としてVポイントが支給されます。
達成が遅くなればなるほど、ポイントを受け取るまでにかかる時間も長くなるため注意してください。
なお、20,000円以上の買い物に利用しなかった場合、5月末に利用した金額の25%がVポイントとして還元されます。
三井住友カードでマイナポイントを得る際の注意点
三井住友カードでマイナポイントを得る際は、以下の注意点を確認しておきましょう。
- 獲得したポイントには有効期限がある
- Vpassへ登録する必要あり
- ANAマイルの優遇レートは適用されない
- 対象外のカードに注意
これらの注意点を理解した上で、マイナポイントへ登録するように心がけましょう。
特に対象外とされている三井住友カードが存在する点には気をつけてください。
ここからは、三井住友カードでマイナポイントを得る際の注意点を詳しく説明します。
獲得したポイントには有効期限がある
マイナポイントで獲得したVポイントは、有効期限が設定されています。
有効期限はクレジットカードのランクによって決められます。
三井住友カードでは様々なランクのクレジットカードが存在しますが、ポイントの有効期限はカードによって異なります。
- プラチナ:4年間
- ゴールド:3年間
- それ以外:2年間
このように設定され、プラチナやゴールドカードであれば有効期限が延長されます。
一方で一般カードを利用している人は、有効期限が2年間に設定されており、速やかにポイントを使わないと失ってしまう可能性があります。
ポイントの還元を受けるのはいいですが、そのポイントが永久的に保証されるものではありません。
有効期限までにしっかり使い切れるように計画を立てるなど、ポイントを使う際の準備も進めておきましょう。
Vpassへ登録する必要あり
三井住友カードでマイナポイントを利用する場合、Vpassへ登録しなければなりません。
これは三井住友カードが提供しているクレジットカードの管理サービスです。
このサービスに登録してIDとパスワードを手に入れておかないと、三井住友カードをマイナポイントへ登録できないルールとなっています。
面倒ではありますが、Vpassへの登録は絶対に忘れないようにしましょう。
また、以前登録したVpassのIDとパスワードを忘れてしまった場合、三井住友カードではもう1度登録するように求めてきます。
登録手順をやり直すのはかなり時間がかかりますが、正しいIDとパスワードを手に入れておかないとマイナポイントは利用できません。しっかり確認しておきましょう。
ANAマイルの優遇レートは適用されない
三井住友カードの中には、ANAマイルのレートが優遇されるものもあります。
一般的に三井住友カードのマイル還元レートは1ポイント0.6マイルとなっていますが、優遇レートでは1ポイントで1マイルを得られます。
しかし、マイナポイントで得たポイントはANAマイルの優遇レートから外されており、優遇レートでマイルに交換できなくなっています。
これによって、ANAマイルの交換を狙う場合、通常のレートである0.6マイルがレートとして採用され、交換すると大きな損をする形になります。
Vポイントは交換できる先が多く用意されています。
交換先のポイントからANAマイルの優遇レートが適用される可能性もあるため、マイナポイントで得たVポイントはANAマイルへ交換しないほうがいいでしょう。
他の交換先を積極的に考えたほうが安心です。
対象外のカードに注意
三井住友カードの全てがマイナポイントに対応しているわけではなく、対象外とされるカードが一部含まれています。
対象外とされるカードはいくつかありますが、その一例が以下の通りとなります。
- Amazon Mastercard
- VISA LINE payクレジットカード
- 家族カード全て
- iD
- 三井住友カードが発行するビジネスカード
これらのカードは対象外となり、マイナポイントでは利用できなくなります。
理由としては、ポイントが独自に設定されているためです。
三井住友カードではVポイントをマイナポイントから得るという形にしていますが、対象外とされるカードは別のポイントが採用されています。
この別のポイントに交換できるシステムがないため、対象外となります。
また、家族カードはマイナポイントへの登録ができません。
理由は利用した金額が本会員用のカードに統合されるため、最終的な利用金額がわからないためです。
他にもiD単独のカードも対象外となっています。
ビジネス用に発行されているカードも、一部は対象外とされています。
これもポイントの還元に問題があるために利用できなくなっています。
ビジネスカードを持っている人は、個人用に使えるカードを準備して利用してください。
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三井住友カードを使ってマイナポイントの還元を受けよう
三井住友カードはマイナポイントによってVポイントを獲得できます。
多くのポイントを還元させ、自分が欲しい物、または自分が希望しているポイントへ交換することで、更に生活を快適にできるのは間違いありません。
ただ、利用する際は登録しなければならないこと、そして三井住友カードでも対象外とされているカードが存在する点に気をつけてください。
自分が持っている三井住友カードが対象となっているか、まずは確認しておくといいでしょう。