三井住友VISAカードには様々な種類のクレジットカードがあります。
その中でも名前が非常によく似ているのが三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAです。
ただでさえ三井住友VISAカードにはいろいろな種類がたくさんあるのに、こちらの2種類は名前すら見間違えそうなほど似ているのでややこしいですね。
この2種類のカードには一体どんな違いがあるのでしょうか。
今回は三井住友VISAクラシックカードと、クラシックカードAの違いについて解説していきたいと思います。
三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードA
三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAはカード名だけではなく、搭載されている機能も非常によく似ています。
さらにカードフェイスも鏡写しのように似ているので、ぱっと見だけでは両者の違いに気づきにくいと思います。
ですので一見しただけでは簡単に区別するのは難しいと言えるでしょう。
ここでは2つのカードの違いについて、テーマ別に分けながら1つずつ説明していこうと思います。
◆カードフェイスについて
カードフェイスでの唯一の違いはクラシックカードAの券面の右上に、よく見るとAのアルファベット文字が入っているというくらいです。
しかしカードフェイスがほぼ同じということは、どちらかを選んでもデザイン面でもう片方のカードより損をすることはありません。
つまりこの場合はデザインで迷ってしまう心配も無いので、気にせず選ぶことができると言えるでしょう。
◆申し込み条件/グレード/還元率について
三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAの申し込み条件/グレード/還元率はそれぞれ同じです。
申し込みに必要な資格は満18以上であること、クレジットカードのグレードは両者ともに一般カードに属します。
またポイント還元率も2つとも同じで通常0.5%です。
つまり三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAは、どれも同じ条件で申し込みをすることができますし、還元率も同じなのでポイントの貯まる量もそれほど変わらないということです。
このようにして見るとますますどちらのカードを選んでも、大した差が無いように見えますが実は明確に異なる部分も存在しています。
◆年会費について
三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAにはそれぞれ異なる年会費が設定されています。
それでは各カードの年会費についての詳細を見てみましょう。
【三井住友VISAクラシックカードの年会費】
→1,250円+消費税
【三井住友VISAクラシックカードAの年会費】
→1,500円+消費税
※いずれもマイペイすリボに登録し且つ、1年に1回以上のカード利用で年会費が無料になります。
マイペイすリボとは俗に言うリボ払いのことで、毎月の支払いを任意で設定した金額で支払いを行うことができるようになるサービスです。
このサービスに登録しておきカード利用をすることで年会費を無料にすることができます。
しかしリボ払いは支払いの一部を繰り越すことになるので、何回も利用していると支払いが積み重なっていき、いつまでも支払いが終わらないというリスクが生まれる可能性があるので使用するには充分な注意が必要です。
◆旅行傷害保険について
このようにそれぞれの年会費を見てみると、クラシックカードAの方が年会費が高くなっていることがわかりますね。
なぜこのような違いが生まれるのかというと、それは旅行保険での補償金額の内容が異なるからです。
以下では三井住友VISAクラシックカードと、クラシックカードAで受けることができる補償内容の違いについてまとめています。
【三井住友VISAクラシックカードの海外/国内旅行保険】
(海外旅行保険)
・死亡後遺症補償:最高2.000万円
・傷害治療補償:50万円
・疾病治療補償:50万円
・賠償責任:2,000万円
・携行品損害補償:15万円
・救援者費用補償:100万円
(国内旅行保険/補償なし)
【三井住友VISAクラシックカードAの海外/国内旅行保険】
(海外旅行保険)
・死亡後遺症補償:最高2.000万円
・傷害治療補償:100万円
・疾病治療補償:100万円
・賠償責任:2,500万円
・携行品損害補償:20万円
・救援者費用補償:150万円
(国内旅行保険)
・死亡後遺症補償:最高2.000万円
こうして見ると補償金額内容に明確な違いがあるのがわかっていただけると思います。
一見似ているカードに見えるのに年会費の金額が異なるのは、補償内容ではそれぞれカバーできる範囲が異なるためなのです。
また保険の付帯条件も三井住友VISAクラシックカードでは利用付帯であるのに対し、クラシックカードAは自動付帯となっています。
補償内容の違いから自分に合ったカードを選ぼう!
以上のように三井住友VISAクラシックカードとクラシックカードAでは、それぞれ補償内容や年会費が異なるということがわかりました。
ただ年会費を無料にするための条件は同じなので、どちらのカードを選ぶかは単純に自分の目的に合っているかどうかで選ぶと良いでしょう。
たとえば旅行傷害保険でより充実した補償を受けたいというのであれば、クラシックカードAが最適であると言えます。
しかし特に旅行での利用を考えていない場合や、旅行では他のカードをメインで利用しているという場合であれば、三井住友VISAクラシックカードを選んでも問題無いでしょう。
クレジットカードの補償は他のカードの補償と合算することができますので、三井住友VISAクラシックカードがメインでなくても、一緒に持っていくことで補償内容を充実させることもできます。
より自分に合ったカードを選択して上手にクレジットカードを活用していきましょう!