クレジットカードの5枚持ちは可能です。クレジットカードには枚数制限がなく、審査に通れば何枚でも発行できます。
クレジットカードには持っているだけで特典が利用できるものもあるため、うまく活用すればお得です。
ただし、クレジットカードを複数枚持つ場合、メリット・デメリットを理解した上で適切な選び方をするのが重要。
クレジットカードは種類がかなり多く、選びづらいでしょう。
入会してから後悔しないように慎重に選ぶのがポイントです。
今回はクレジットカードの5枚持ちは可能かについて、5枚持つメリット・デメリットといいとこ取りの選び方をご紹介します。
【2022年最新】クレジットカード究極の1枚はこれで決まり!1枚に絞るメリットや選び方を解説!
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クレジットカードは枚数制限がないので5枚持ちも可能!
クレジットカードには枚数制限がないので、5枚持ちもできます。
同じクレジットカードを複数枚持つことはできませんが、異なるカード会社・種類のクレジットカードは何枚でも持つことが可能。
申込み後、審査に通れば5枚以上でもクレジットカードを持てます。
ただし、クレジットカードの利用枠は、入会した人の年収に応じて金額が決まります。
年収が少ない場合は、複数枚のクレジットカードを作ると1枚あたりの利用枠が減る可能性もあるため注意しましょう。
クレジットカードの平均枚数は約3枚
一般社団法人日本クレジット協会の2021年の調査結果によると、クレジットカードの発行枚数は2億9,531万枚です。
2022年総務省統計局による人口推計(20歳以上)は約1億265万人なので、成人している日本人はひとりあたり約3枚のクレジットカードを持っている計算となります。
つまり、多くの人が複数枚のクレジットカードを持ち、それぞれの特典や還元を活用してお得に買い物しているのがポイントです。
クレジットカードの年会費に注意
クレジットカードには、年会費がかかるものがあります。
複数枚のクレジットカードを持つ場合、普段は使用しないクレジットカードがあることも多いでしょう。
普段使わないクレジットカードの年会費が高い場合、持っているだけで毎年の固定費がかかってしまいます。
例えば、年会費が1万円のカードを5枚持っていると、各カードを1回も使っていなくても毎年5万円の支払いが生じます。
年会費がかかるクレジットカードを作りすぎてしまうと、固定費がかなり増えてしまうので、クレジットカードを複数枚持つときは、年会費無料のものをなるべく選ぶのがおすすめです。
クレジットカードを5枚所持するメリット
クレジットカードを5枚所持するメリットは、以下の4つです。
- ポイントを効率的に貯められる
- 各カードの特典を受けられる
- クレジットカードが使えないというリスクが少ない
- カードの紛失・破損にも対応できる
ポイントを効率的に貯められる
クレジットカードを5枚持つと、ポイントを効率的に貯められます。
クレジットカードにはそれぞれポイント還元率が高くなる店舗・オンラインショップがあります。
そのときに応じてポイント還元率が一番高いクレジットカードを使うことで、ポイントを効率的に貯めることが可能。
少しでもお得にポイントを貯めたい人は、クレジットカードを複数枚作成するのがおすすめです。
各カードの特典を受けられる
クレジットカードを5枚持つと、各カードの特典を受けられます。
例えば、国内外旅行傷害保険や空港ラウンジ利用権などは、カードを所持しているだけで利用可能。
クレジットカードを5枚持っておけば、5枚分の特典が使えます。
場合によっては、ショッピング利用をせずに特典目的でクレジットカードを作成するのもおすすめです。
クレジットカードが使えないというリスクが少ない
クレジットカードを5枚持っておけば、店舗や国・地域によってクレジットカードが使えないリスクが少ないです。
クレジットカードには国際ブランドがつき、各カードは加盟店でないと使えません。
クレジットカードを5枚持っていて、それぞれ異なる国際ブランドを3種類程度持っていれば、どんな国や地域に行っても基本的に困ることはないでしょう。
特に海外では主要な国際ブランドが日本と異なるため、異なる国際ブランドで複数枚のクレジットカードを作るのがおすすめです。
カードの紛失・破損にも対応できる
クレジットカードを5枚持っておけば、カードの紛失・破損にも対応できます。
クレジットカードを紛失したり、破損したりすると決済方法が減り、困ることも多いでしょう。
そこで、クレジットカードを5枚持っておけば、1枚のカードが壊れたり紛失したりしても支払いできないことはありません。
もしもの際に備えたい人は、クレジットカードを複数枚持つことを検討するのがおすすめです。
クレジットカードを5枚所持するデメリット
クレジットカードを5枚所持するデメリットは、以下の3つです。
- 明細の管理が面倒になる
- ポイントが分散してしまうリスクがある
- 財布がクレジットカードでかさばってしまう
明細の管理が面倒になる
クレジットカードを5枚持つと、明細の管理が面倒になります。クレジットカードの明細は、各カードにつき1枚発行されます。
アプリで確認する場合でも、それぞれの専用アプリでみる必要があるため、アプリを5つインストールしなければなりません。
また、明細をみてどんなことにお金を使っているのか確認するにしても、5つの明細をまとめる必要があります。
クレジットカードは枚数が増えれば増えるほど、明細の管理が面倒になることを理解しておきましょう。
しかし、支払い用途がクレジットカードによって決まっている場合、管理が逆に楽になります。
例えば、飲食店用、娯楽用、その他用など、それぞれのクレジットカードを使う用途を分けると、各カードの明細をみるだけでいくら何に使ったかが簡単に確認可能。明細をカードごとに分けて管理する方法も選択肢のひとつです。
ポイントが分散してしまうリスクがある
クレジットカードを5枚持つと、ポイントが分散してしまうリスクがあります。
5枚のクレジットカードは、同じポイントが貯まるわけではありません。
それぞれ種類が異なるポイントが貯まるので、ポイントが分散して貯まります。
ポイントを特典と交換したい場合、ポイントが分散して貯まる分、手に入れるまで時間がかかるでしょう。
クレジットカードを5枚持つなら、ポイントが分散してしまうことを理解した上で、うまく活用するのがポイントです。
財布がかさばる
クレジットカードを5枚持つと、財布がかさばります。
クレジットカードは厚みがあるので5枚のカードを財布に入れると、財布に厚みが出るでしょう。
普段決済に利用しないクレジットカードは自宅に保管したり、アプリで決済できるデジタルカードを発行したりするのがおすすめです。
複数枚クレジットカードを所持する際の選び方
複数枚クレジットカードを所持する際の選び方は、以下の4つです。
- 旅行保険の有無
- ポイントの還元率が高いか
- コンシェルジュサービスの有無
- 使える優待特典が付帯しているか
旅行保険の有無
クレジットカードは、旅行保険が付帯しているものを選びましょう。
クレジットカードには国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険が両方付帯しているものがあります。
種類によって補償額は異なりますが、クレジットカードの旅行傷害保険は充実しているものが多め。
また、旅行傷害保険が付帯するカードを複数枚持てば、カードそれぞれの保険を使えます。
旅行傷害保険が付いているクレジットカードを持っていれば、特別な理由がない限りは別途保険に入る必要もないでしょう。
ポイントの還元率が高いか
クレジットカードを複数枚持つときは、1枚以上はポイント還元率が高いものを選びましょう。
クレジットカードにはポイントやキャッシュバックの還元が付いているものがほとんど。還元率が高いほうがお得に買い物ができます。
クレジットカードの還元率は、カード会社や種類によって様々です。
また、年会費が高いからといって還元率が高いわけではありません。
年会費が無料でも還元率が1%以上のクレジットカードもあるので、よく確認してから選ぶのがおすすめです。
コンシェルジュサービスの有無
クレジットカードを複数枚持つときは、コンシェルジュサービスの有無を確認しましょう。
コンシェルジュサービスとは、カード会員が利用できる秘書サービスです。
ホテル・航空券予約や、観光・旅行プランの提案など、24時間365日年中無休で幅広いサポートをしてくれます。
クレジットカードを5枚以上持つなら、コンシェルジュサービスが付帯するカードを1枚選ぶのがおすすめです。
急にホテルや航空券の予約が必要なときや、旅行プランに困ったとき、海外でパスポートを失くしたときなど、あらゆる場面でサポートしてくれます。
使える優待特典が付帯しているか
クレジットカードを複数枚持つときは、使える優待特典が付帯しているかを確認しましょう。
クレジットカードを複数枚作成して、特典がたくさん付帯していても実際に利用する機会が多くないと意味がありません。
優待特典目的でクレジットカードに入会するなら、利用頻度や実際に必要かどうかも確認した上で入会するのがおすすめです。
【用途別】5枚目に最適なおすすめのクレジットカード
5枚目に最適なおすすめのクレジットカードは、以下の4つです。
- ライフカードゴールド
- 三井住友カード(NL)
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- JCBゴールド
旅行保険で選ぶなら!ライフカードゴールド
ライフカードゴールドは、トラベル関連の特典が充実したカードです。
旅行傷害保険は海外・国内ともに最高1億円まで補償かつ自動付帯。
ショッピングガード保険も年間200万円まで補償されるので、旅行時は安心です。
さらに、国内主要空港とハワイ・ホノルルにあるダニエル・K・イノウエ国際空港での空港ラウンジが無料。
海外アシスタンスデスクも利用できるので、ホテルやレストランの予約、カードの紛失時の対応など、海外旅行をサポートしてくれます。
ライフカードゴールドは、海外旅行へ行く人や国内・ハワイの空港ラウンジを利用したい人におすすめです。
年会費(税込) | 11,000 円 |
発行速度 | 最短3営業日 |
申込み条件 | 23歳以上で、安定した継続収入のある方。 |
審査時間 | 最短3営業日 |
還元率 | 0.30%~0.60% |
国際ブランド | Mastercard |
旅行保険 | 海外旅行 |
ポイント | ライフカードポイント |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
還元率の高さで選ぶなら!三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、Webからの申込みで即日発行可能なナンバーレスカードです。
カード自体に番号が記載されていないため、セキュリティ面で安心して利用可能。
さらに、Vpassアプリを利用するとカードの利用があるたびに通知が来るので、万が一の際に気づきやすくなっています。
通常ポイント還元率は0.5%ですが、コンビニやマクドナルドで最大5%還元となります。
コンビニやマクドナルドをよく利用する人におすすめです。
年会費(税込) | 無料 |
発行速度 | 最短5分 |
申込み条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
審査時間 | 最短5分 |
還元率 | 0.50%~5.00% |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
旅行保険 | 海外旅行 |
ポイント | Vポイント |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
コンシェルジュで選ぶなら!アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメックスプラチナ(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード)は、アメックスブランドのプラチナカード。
アメックスプラチナでは、プラチナ会員専用のコンシェルジュサービスを利用できます。
航空機やホテルの手配などを行ってくれるので旅行先で便利です。
国内外の旅行料外保険が最高1億円まで補償され、世界中の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯されています。
さらに、毎年の会員更新時にホテルの無料宿泊券がもらえるので、海外・国内旅行によく行く人におすすめです。
また、アメックスプラチナはインビテーションなしで申し込みできます。他社のプラチナカードにはインビテーションが必須なものもあるので、その点申し込みしやすいでしょう。
年会費(税込) | 143,000円 |
発行速度 | – |
申込み条件 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
審査時間 | – |
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | American Express |
旅行保険 | 海外旅行、国内旅行 |
ポイント | メンバーシップ・リワード |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
優待特典で選ぶなら!JCBゴールド
JCBゴールドは、初年度年会費無料で海外旅行に行く人におすすめのカードです。
Web明細サービスのMyJチェックへ登録をすると、JCB海外加盟店での利用がポイント2倍。
貯まったポイントはディズニーパークチケットや他社ポイントと交換できます。
さらに、国内主要空港とホノルル空港での無料ラウンジ利用特典も付帯。
JCBゴールドは、ディズニーリゾートを頻繁に訪れる人や、国内の空港ラウンジを利用したい人におすすめです。
年会費(税込) | 11,000円(初年度無料) |
発行速度 | 約1週間 |
申込み条件 | 20歳以上で安定継続収入がある方(学生を除く) |
審査時間 | 約1週間 |
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
旅行保険 | 海外旅行、国内旅行 |
ポイント | Oki Dokiポイント |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
複数枚のクレジットカードを使い分けてお得に使おう!
今回はクレジットカードの5枚持ちは可能かについて、5枚持つメリット・デメリットといいとこ取りの選び方をご紹介しました。
クレジットカードの5枚持ちは可能です。クレジットカードには枚数制限がなく、審査に通れば何枚でも発行できます。
ただし、クレジットカードを複数枚持つ場合、メリット・デメリットを理解した上で適切な選び方をするのが重要。
ぜひこの記事を参考にクレジットカードの5枚持ちを検討してみてください。