クレジットカードを複数枚所持するべきか検討している人の中には、「複数枚持つメリット・デメリットは?」「おすすめのカードはある?」などの疑問を抱えている人も多いでしょう。
クレジットカードを複数枚持つとカードの特典が枚数分利用できたり、カード払いが利用できる店舗が増えたりして便利です。
しかし、実際に2枚目、3枚目のクレジットカードを選ぶ場合、どれにすればいいか迷いますよね。
そこで今回はクレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットについて、注意点やおすすめのカードを含めご紹介します。
この記事の目次はこちら
クレジットカードは2~3枚所持するのがおすすめ!
クレジットカードは2~3枚所持するのがおすすめです。クレジットカードは複数枚持つことで、それぞれの特典を利用できたり、国際ブランドで使い分けたりできます。
お店によって利用できないクレジットカードもある点で、複数枚持っておくと安心です。
クレジットカードを複数枚所持するメリット
クレジットカードを複数枚所持するメリットは以下の4つです。
- 数種類の国際ブランドを使い分けられる
- さまざまな特典・サービスを受けられる
- ポイントを合算できて効率的に貯まる
- 紛失・停止になった時に備えられる
数種類の国際ブランドを使い分けられる
クレジットカードを複数枚所持すると、数種類の国際ブランドを使い分けられます。
店舗によって利用できるクレジットカードが限られるケースがあり、その場合は複数の国際ブランドを持っておけば安心です。
さらに、海外では地域によって主要な国際ブランドが異なるので、海外へ旅行や出張に行く機会がある人は異なる国際ブランドで複数のクレジットカードを持つことがおすすめです。
さまざまな特典・サービスを受けられる
クレジットカードを複数枚所持するとさまざまな特典・サービスを受けられます。
クレジットカードは複数枚持っていると、それぞれのクレジットカードのポイント還元やポイント交換、割引特典が利用できるので、よりお得に買い物しやすくなります。
さらに、保険が付帯するクレジットカードを複数枚持つと、両方の保険が適用されます。このように、特典やサービスを枚数分受けられるのでお得です。
ポイントを合算できて効率的に貯まる
同じ種類のクレジットカードを複数枚持つと、ポイントを合算できて効率的に貯めることが可能です。
自分名義でクレジットカードを作成すると、ほとんどのカード会社でポイント口座は同じになるので、複数のクレジットカードで貯まるポイントを合算できます。
ポイントが合算できるとポイントを効率的に貯められて、ポイント管理も楽になるのでおすすめです。
紛失・停止になった時に備えられる
複数のクレジットカードを持つと、紛失・停止になった時に備えられます。
クレジットカードを1枚紛失しても、もう一枚があればショッピングで利用できるので安心です。
特に海外へ行ってクレジットカードを紛失してしまった場合、一時的に利用できる緊急カードを発行することになりますが、早くても手元に届くまで数日かかります。クレジットカードを複数枚持っておけば、海外でクレジットカードを紛失しても買い物に困りません。
クレジットカードを複数枚所持するデメリット
クレジットカードを複数枚所持するデメリットは、以下の2つです。
- ポイントが分散して貯まりにくくなることも
- 年会費がかかる場合はコストがかさむ
ポイントが分散して貯まりにくくなることも
クレジットカードを別の種類で複数枚持っていると、ポイントが分散して貯まりにくくなる可能性があります。
別の種類でクレジットカードを作成して利用すると、それぞれのポイントが貯まります。
2枚分のポイントを合算できれば交換できる商品が増えたり、ポイント管理が楽になったりする点で、別の種類でクレジットカードを複数枚作成する際は注意しましょう。
年会費がかかる場合はコストがかさむ
年会費がかかるクレジットカードを複数枚持つと維持コストがかかります。
クレジットカードには年間数万円の年会費がかかるものもあり、年会費がかかるクレジットカードを複数枚所持すると、毎年固定費がかさみます。
年会費がかかるクレジットカードを持ちたい場合、年会費がかかるのは1枚のみにしたり、年会費がかかるカードの家族カードを作ったりすることがおすすめです。
クレジットカードを複数枚選ぶときのポイント
クレジットカードを複数枚選ぶときのポイントは、以下の5つです。
- 年会費がかからないか
- 異なる国際ブランドを選ぶ
- 還元率
- クレジットカードに付帯している特典
- プロパーカードと提携カードで使い分けるのもあり
年会費がかからないか
クレジットカードを複数枚選ぶときは、年会費がかからないかを確認しましょう。
クレジットカードを複数枚持ち、それぞれ年会費がかかると毎年の固定費がかさみます。
できるだけ年会費がかからないクレジットカードを選ぶことがおすすめですが、年会費がかかるクレジットカードを選ぶ場合は1枚のみにすれば、コストを抑えられます。
異なる国際ブランドを選ぶ
クレジットカードを複数枚選ぶときは、異なる国際ブランドを選ぶことがおすすめです。
国際ブランドが異なるクレジットカードを複数枚持てば、ほとんどの店舗でクレジットカード払いが利用できます。
特に海外では国や地域によって主要な国際ブランドが異なるので、複数の国際ブランドを持っておくと安心です。
還元率
クレジットカードを複数枚選ぶときは、ポイントの還元率を確認しましょう。
クレジットカードは種類によって還元率が異なります。
年会費がかかるクレジットカードでも還元率が低いものがあったり、逆に年会費が無料で還元率が高いものもあります。
さらに、クレジットカードを使う場所によっても還元率が変わるケースもあるので、自分がお得に買い物できる種類を選びましょう。
クレジットカードに付帯している特典
クレジットカードを複数枚選ぶときは、クレジットカードに付帯している特典をチェックしましょう。
クレジットカードは種類によって付帯サービスや、付帯保険が変わります。
種類の異なるクレジットカードを複数枚持てば、それぞれのクレジットカードの付帯特典を両方利用できてお得です。
プロパーカードと提携カードで使い分けるのもあり
クレジットカードを複数枚選ぶときは、プロパーカードと提携カードで使い分けるのもおすすめです。
プロパーカードは国際ブランドやクレジットカード会社が独自に発行しているため、所持していることがステータスになるものが多いです。
一方、提携カードはステータスはプロパーカードよりも劣ることが多いですが、特典やサービス面でお得です。ステータスとお得なサービスを両方利用したい人は、プロパーカードと提携カードで使い分けるのもよいでしょう。
クレジットカードを複数枚持つ際の注意点
クレジットカードを複数枚持つ際の注意点は、以下の3つです。
- 短期間に複数のカードに申込みをしない
- 締め日と支払い日を確認しておく
- 利用可能金額を把握しておく
短期間に複数のカードに申込みをしない
クレジットカードを短期間で複数枚申し込むと、審査に落ちる原因になる可能性が高いです。
審査に落ちたら不安で、複数のクレジットカードに同時申し込みする人もいるでしょう。
しかし、多重申込をすると「経済的に困っている?」「他社の審査に落ちたから申し込んでいる?」と疑われてしまいます。よって、クレジットカードの審査では、短期間での多重申し込みを行わないようにしましょう。
締め日と支払い日を確認しておく
クレジットカードを複数枚持つ場合、締め日と支払い日を確認しておきましょう。
クレジットカードは種類によって締め日と支払い日が異なります。さらに、同じ種類のクレジットカードでも入会日によって、締め日と支払い日が変わる可能性もあるので注意しましょう。
利用可能金額を把握しておく
クレジットカードを複数枚持つ場合、利用可能金額を把握しておきましょう。クレジットカードは基本的に複数枚作成しても利用可能金額は増えません。
借り入れできる金額の総数は入会者ひとりあたりで決まっています。したがって、クレジットカードを多く持っていても利用可能金額は増えないため、複数枚クレジットカードを保つ場合それぞれのクレジットカードの利用可能金額が少なくなります。
ひとつのクレジットカードを使いすぎて利用上限金額にならないように、注意しましょう。
複数枚持ちたい人におすすめのクレジットカード
複数枚持ちたい人におすすめのクレジットカードは、以下の5つです。
- 楽天カード
- JCB CARD W
- アコムACマスターカード
- イオンカードセレクト
- アメリカンエキスプレスカード
ポイント還元率で選ぶなら!楽天カード
楽天カードは、日本トップクラスのポイントが貯まりやすいクレジットカードです。
楽天市場の買い物ではいつでも3倍のポイントがつきます。さらに、年会費が無料で、国際ブランドも4種類から選べるので契約しやすいでしょう。
カードデザインも「ディズニーデザイン」「お買いものパンダデザイン」「FCバルセロナデザイン」「楽天イーグルスデザイン」と他社と比べて多くなっています。
また、ネット不正あんしん制度が付帯しています。インターネット上でクレジットカードを不正に利用されても金額保証される点でもおすすめです。楽天カードの基本情報は、以下のとおりです。
年会費 | 無料 |
---|---|
発行速度 | 1週間〜10日 |
申込み条件 | 18歳以上の方(高校生の方は除く) |
審査時間 | 1週間〜10日 |
還元率 | 1〜3% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
旅行保険 | 海外旅行 |
ポイント | 楽天ポイント |
家族カード | ◯ |
若い人におすすめ!JCB CARD W
JCB CARD Wは39歳までの入会で、年会費が永年無料になるカードです。ポイントは通常のJCBカードの2倍で1000円=2ポイント貯まります。
貯まったポイントはAmazonでの支払いで1ポイント=3.5円換算、JCBプレモカード(ギフトカード)へのチャージは1ポイント=5円換算となります。
39歳までの入会で年会費が永年無料になる点やポイント還元率が高い点で学生におすすめです。
年会費 | 無料(39歳までの入会) |
---|---|
発行速度 | 約1週間 |
申込み条件 | 18歳以上の方(高校生の方は除く) |
審査時間 | 最短3営業日 |
還元率 | 1% |
国際ブランド | JCB |
旅行保険 | 海外旅行、ショッピング |
ポイント | Oki Dokiポイント |
家族カード | ◯ |
発行スピードで選ぶなら!アコムACマスターカード
アコムACマスターカードは最短30分の審査が完了し、即日発行できるクレジットカードです。
特徴として支払い方法がリボ払い専用で、分割払いなどの選択ができない点が挙げられます。
リボ払いしかできないので、どれだけ少額の買い物をしたとしても自動的にリボ払いとなります。
アコムACマスターカードは、リボ払いを頻繁に利用する人やクレジットカードの審査が不安な人、なるべく早くクレジットカードが欲しい人におすすめです。
年会費(税込み) | 無料 |
---|---|
発行速度 | 最短即日 |
申込み条件 | 満20歳以上で本人収入がある人 |
審査時間 | 最短30分 |
還元率 | 毎月の利用金額から0.25%が自動でキャッシュバック |
国際ブランド | MasterCard |
旅行保険 | × |
ポイント | × |
ETCカード | × |
主婦におすすめ!イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、イオングループ対象店舗で通常200円=1ときめきポイント付与のところ、いつでも2倍の2ポイントが貯まります。
全国のイオンや、ダイエー、マックスバリュなどでよく買い物をする主婦の人などにおすすめです。
加えて、公共料金の支払いでも1件につき毎月5WAONポイントが貯まり、イオン銀行を給与振込口座に設定するとさらに毎月10WAONポイント貯まります。
比較的ポイントが貯まりやすい点でも、利用するメリットが大きいでしょう。
年会費 | 無料 |
---|---|
発行速度 | 申し込みから2週間〜3週間 |
申込み条件 | 18歳以上の電話連絡が可能な方(高校生の方は除く)未成年は親権者の同意が必要 |
審査時間 | 1週間〜2週間 |
還元率 | 0.50%~1.33% |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
旅行保険 | × |
ポイント | ときめきポイント、WAONポイント |
家族カード | ◯ |
ステータスで選ぶなら!アメリカンエキスプレスカード
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)は、還元率1%のスタンダードカードです。
小額の利用から高額の利用までポイントが溜まりやすく、対象提携店ではポイントが最大10倍になる「ボーナスポイント・パートナーズ」があります。
対象店舗ではポイントで支払いができる「ポイントフリーダム」もあるので、お得に買い物しやすいでしょう。
加えて、最高5,000万円の海外旅行傷害保険や、Web上での不正使用による損害が全額補償される「オンライン・プロテクション」もあるので、補償面でも手厚いサポートが受けられます。
年会費 | 13,200円 |
---|---|
発行速度 | 1週間~10日程度 |
申込み条件 | 満20歳以上で安定した収入がある人 |
審査時間 | 最短60秒~10日程度 |
還元率 | 1% |
国際ブランド | American Express |
旅行保険 | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
ポイント | メンバーシップ・リワード |
家族カード | ◯ |
複数のクレジットカードを使いわけよう!
今回はクレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットについて、注意点やおすすめのカードを含めご紹介しました。
クレジットカードを複数枚持つと特典が多く利用できたり、カード払いが利用できる店舗が増えたりして便利です。
年会費がかからないクレジットカードでもポイント還元率が高いものもあるので、よく考えたうえで選びましょう。
ぜひこの記事を参考にクレジットカードを複数枚作ってみてください。