クレジットカードが磁気不良になると、決済できなくなります。自分で直せるものではないので、ICチップもしくは磁気ストライプのどちらか使えるほうを使用するか、別の支払方法を選択する必要があります。
磁気不良になっていまい、新しいカードを発行することは避けたいですよね。
今回はクレジットカードが磁気不良になった際の対象法と原因について、詳しく解説します。
クレジットカードの磁気不良は2種類
クレジットカードの磁気不良には以下の2種類があります。
- ICチップの磁気不良
- 磁気ストライプの磁気不良
ICチップの磁気不良
ICチップはクレジットカード表面についている金属製チップです。
このチップには個人情報が保存されており、クレジットカード利用時は読み取り機械に挿入して、チップから情報が読み取られます。
ICチップが磁気不良で使えない場合、磁気ストライプかタッチ決済でそのクレジットカードを使う必要があります。
近年のクレジットカードでは、ICチップ・磁気ストライプの両方が搭載されているので、どちらかが故障しても安心です。
磁気ストライプの磁気不良
磁気ストライプはクレジットカードの裏面上部についている線状の部分です。
磁気ストライプにも個人情報が保存されていて、読み取り機械にスキャンすることで情報が読み取られます。
磁気ストライプが磁気不良で使えない場合、ICチップかタッチ決済クレジットカードを使う必要があります。
しかし、電子決済への対応が遅れている店舗では、クレジットカードが磁気ストライプのスキャンでしか利用できないケースがあるので注意が必要です。
クレジットカードの磁気不良がおこる原因
クレジットカードの磁気不良がおこる原因は、以下の4つです。
- 強い磁気のものと一緒に保管している
- 財布の中で別のクレジットカードと重ねて収納している
- 経年劣化による摩耗や損傷
- ステッカーを張ってしまった
強い磁気のものと一緒に保管している
クレジットカードを強い磁気のものと一緒に保管すると、磁気不良が起こる可能性があります。以下のような磁気が強いものの近くに放置することは避けましょう。
- テレビ
- スマートフォン
- パソコン
- 磁石
- カードキー
- スピーカー
- 磁気カード
なるべく上記のようなものの近くには、クレジットカードを置かないようにしましょう。
財布の中で別のクレジットカードと重ねて収納している
クレジットカードを財布の中で別のクレジットカードと重ねて収納すると、磁気不良が起こる可能性があります。
クレジットカード自体には磁気があるので、クレジットカード同士を重ねることは避けるべきです。
複数のクレジットカードを持っている人は、財布の中で重ねて収納されているケースが多いですが、なるべく離した状態で収納することがおすすめです。
また、クレジットカードだけでなく、ホテルのカードキーやSuicaなどの磁気カードともなるべく離す状態で保管するように心がけましょう。
経年劣化による摩耗や損傷
クレジットカードは経年劣化による摩耗や損傷により、磁気不良になることがあります。
クレジットカード決済を使うとき、磁気ストライプやICチップは読み取り機械に直接触れます。長年使っているクレジットカードは、カード自体が擦れて経年劣化していることが多いです。
経年劣化によってクレジットカードが使えなくなったら、各クレジットカード会社に問い合わせて新しいカードを発行しましょう。
ステッカーを張ってしまった
クレジットカードにステッカーを付けたり剥がしたりすると、磁気不良の原因になります。
ステッカーによってクレジットカードが擦れて摩擦による劣化が進みやすくなります。
加えて、クレジットカードにステッカーやシールを貼った状態で決済に使おうとすると、読み取り機械が故障してしまう危険性があります。
読み取り機械が故障してしまった場合、修理代を請求される可能性もあるので、ステッカーやシールは貼らないようにしましょう。
クレジットカードの磁気不良を起こさないための対処法
クレジットカードの磁気不良を起こさないための対処法は、以下の3つです。
- 磁気が発生するものと離して保管する
- 普段から慎重に扱う
- スマホケースに入れておかない
磁気が発生するものと離して保管する
クレジットカードは磁気が発生するものと離して保管しましょう。クレジットカードは磁気を持つものと一緒に保管すると磁気不良になる場合があります。
家電製品やゲーム機、スマホやカード類の近くに放置すると磁気不良の原因になります。短時間であれば問題ありませんが、長時間放置することは避けましょう。
普段から慎重に扱う
クレジットカードは普段から慎重に扱うことで劣化しづらくなります。
決済時に財布から出したり、読み取り機器に直接擦れたりするので、使うたびに劣化していきます。
雑に扱うと劣化しやすくなり、磁気不良の原因になるので普段から慎重に扱うようにしましょう。
スマホケースに入れておかない
クレジットカードはスマホケースに入れないようにしましょう。
スマホは電子機器なので一緒に保管すると、クレジットカードが磁気不良する原因になります。
カードが差し込めるスマホケースも販売されていますが、基本的にスマホケースに入れると磁気不良する可能性が高くなるので、別の保管方法を考えましょう。
磁気不良で使えなくなった時のためにサブカードも作っておこう!
クレジットカードが磁気不良で使えなくなるリスクを考えると、サブカードを作成することがおすすめです。
クレジットカード決済を普段使っていて、いきなり使用できなくなった場合、現金や他のクレジットカード、電子決済を利用する必要があります。
2枚目のクレジットカードを持っておけば、1枚目が磁気不良で使用できなくなった際に便利です。また、異なる国際ブランドで2枚目を作成すると、よりクレジットカード決済が使える場所が多くなります。
サブカードにおすすめのクレジットカード
サブカードにおすすめのクレジットカードは、以下の3つです。
- リクルートカード
- 三井住友カード(NL)
- セゾンブルーアメックス
リクルートカード
リクルートカードは、年会費が無料のリクルートポイントが貯まりやすいカードです。
カード利用額1.2%のリクルートポイントが貯まります。貯まったポイントはPontaポイントに交換できたり、リクルートの提携サービスで利用可能です。
また、付帯保険が「海外旅行」「国内旅行」「ショッピング」と比較的充実している点でもおすすめです。
リクルートカードの評判・特徴|メリット・デメリットや審査について詳しく解説
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
ポイント還元率 | 1.20%~3.20% |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、三井住友カードのナンバーレスカードです。カード自体に番号が記載されていないため、セキュリティ面で安心して利用できます。
Vpassアプリを利用すると、カードの利用があるたびに通知が来るので不正利用された場合でも気づきやすくなっています。
また、ポイント還元率も最大5%と高く、年会費は永年無料な点でもおすすめです。三井住友カード(NL)の基本情報は、以下のとおりです。
三井住友カード(NL)の特徴・メリット|審査の基準について詳しく解説!
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 0.50%~5.00% |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行 |
セゾンブルーアメックス
セゾンブルーアメックスは、25歳まで年会費(通常3,300円)が無料になるカードです。
利用金額1,000円=1ポイントの永久不滅ポイントが貯まるカードです。ポイントに有効期限がないので長期的なカード利用がしやすくなっています。
年会費 | 3,300円(初年度無料、25歳まで年会費無料) |
---|---|
国際ブランド | American Express |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
オプションサービス | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
磁気不良を起こさないために大切にクレジットカードを扱おう!
今回はクレジットカードが磁気不良になった際の対象法と原因について、詳しく解説しました。
クレジットカードはスマホや家電製品・カード類の近くに放置すると、磁気不良を起こしやすくなります。買い物していてクレジットカードがいきなり使えなくなる可能性もあるので十分に注意しておきましょう。