プリペイドカードはお金を事前に入金し、入金した分をカード払いで使えるカードのことです。
前払い方式なので、クレジットカードのように使いすぎてしまうリスクがなく、自分がどれほど使ったのかをしっかりと把握できます。
しかし、プリペイドカードは数十種類以上あるので「どのような違いがあるのか」「カードによって特徴の違いはある?」などの疑問を抱える人も多いでしょう。
そこでこの記事では、カードの選び方・おすすめのカードを紹介していきます。
プリペイドカードに興味を持っている人はぜひチェックしてみてくださいね。
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プリペイドカードの種類は大きく分けて2種類
ひと口にプリペイドカードと言っても、大きく分けて使い切り型・チャージ型の2種類に分けられます。
使い切り型は図書カード・クオカードのように、あらかじめ利用可能額が決まっている使い捨てカードのことです。
チャージ型は詳細に分類するとWAONなどの流通系・Pasmoなどの交通系・国際ブランドカード付きの3種類に分類されます。
当記事では国際ブランド付きのプリペイドカードについて紹介していきます。
自分にあったプリペイドカードの選ぶ際の基準
プリペイドカードは種類が豊富で搭載している機能も異なるので、なにも考えずに申し込みをしてしまうと使い始めてから後悔することも多いです。
そんな状況にならないためにもここからは自分に合ったプリペイドカードを選ぶコツについて紹介していきます。
- 還元率が高いか
- 年会費や各種手数料はいくらかかるのか
- リアルカード・バーチャルカードどちらが良いか
- セキュリティ面のサポートが充実しているか
還元率が高いか
プリペイドカードにはクレジットカードと同じように利用料に応じて、ポイントが付与され、付与されるポイントは還元率によって決まります。
還元率が高ければ高いほど、ポイントが多く付与されるので、できるだけで還元率が高いカードにしましょう。
なお、プリペイドカードの平均的な還元率は0.5%なので、0.5%が一つの基準となります。
また、カードと提携している店舗・サービスで還元率がアップすることもあるので、その点もしっかりとチェックしておきましょう。
発行手数料や維持費はいくらかかるのか
プリペイドカードは基本的に年会費がかからずに無料で使えますが、カードを使わずに放置していると月に数百円の維持費がかかることもあります。
初年度から必ずしも費用がかかるわけではありませんが、知らず知らずのうちに費用がかさんでしまうことも。
頻繁に利用しない場合は維持費がかからないカードを選ぶのが余計な費用がかからないので安心して使えます。
また、口座振替・クレカなどからチャージする際に手数料がかからないかもチェックしておきましょう。
一回あたりのチャージ手数料は少額かもしれませんが、長期間で考えるとかなり費用がかさんでしまうので要注意です。
発行手数料は発行料+配送料+利用開始料
プリペイドカードは発行する際にかかる発行手数料が主な出費であり、主に「カード発行料・配送料・利用開始料」の3つが含まれます。
申し込みするカードはもちろん、住んでいる地域によって配送料が異なったり、キャンペーンによって発行料が無料になったりと発行手数料はかなり上下します。
申し込みするカードでいくらかかるのかチェックしておきましょう。
リアルカード・バーチャルカードどちらが良いか
プリペイドカードには、実物のカードがあるリアルカード・アプリ上で管理するバーチャルカードの2つがあります。
2つによって利用できる場所やメリットが異なるので、それぞれの特徴を理解してあなたに適したタイプを選びましょう。
利用頻度が多くメインカードとして使う人にはリアルカードがおすすめ!
これから発行するプリペイドカードを買い物・旅行など普段使いのメインカードとして利用する人は、現物があるリアルカードがおすすめです。
バーチャルカードと比べて、チャージ金の幅が広いので、逐一チャージする手間がかかりません。
また、実店舗・ネットなど様々なシーンで使えるので、使い勝手の良さも光ります。
主にネットショッピングで利用する人はバーチャルカードがおすすめ!
ネットショッピングでの利用など、サブカードとしての利用を検討している人にはバーチャルカードがおすすめです。
リアルカードと比較してチャージ金額の上限が低い傾向があるので、メインとして使うと頻繁にチャージしなければならないためです。
しかし、ネットショッピングだけではなく、実店舗でもバーチャルカードを使えるようになってきたので、チャージ金の上限以外はそこまで使いずらさも感じないでしょう。
また、アプリ上で管理できるのでカードを紛失するリスクがないのも大きなメリットと言えます。
セキュリティ面のサポートが充実しているか
カードの紛失・盗難に備えて、セキュリティ面のサポートが充実しているかもチェックしておきましょう。
不正利用された際に補償額が手厚いカードや、本人認証サービスがあるなど、セキュリティ面が充実しているカードも多くあります。
セキュリティが手厚ければいざという時に充実したサポートを受けられるので安心して使えます。
しかし、中には補償自体がないケースもあるので十分にチェックしておきましょう。
【2022年最新】おすすめのプリペイドカードランキング
ここからは2022年最新のおすすめプリペイドカードを紹介していきます!
カード選びに悩んでいる人はチェックしてみてください!
dカードプリペイド
dカードプリペイドはドコモが発行しているプリペイドカードで、dアカウントを持っていれば12歳から誰でも発行できます。
申し込みできる範囲が広く、幅広い人が申し込めるのが特徴。ドコモユーザーにピッタリの一枚です。
また、dカードプリペイドはポイントアップ店であれば最大で3.5%になるのでポイント対象店舗を頻繁に利用する人におすすめです。
国際ブランド | MasterCard |
カードのタイプ | リアルカード |
貯まるポイント | dポイント |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行可能年齢 | 12歳以上(中学生以上) |
エポスVisaプリペイドカード
エポスプリペイドカードはコンビニや通販などの様々なシーンで利用でき、エポスポイントが1ポイントからチャージ可能なのが特徴です。
200円ごとに1円がエポスVisaカードにキャッシュバックされるので、コンビニ・ドラッグストアなど日常的に使えばざくざくポイントが貯まります。
カードデザインは70種類以上から選べて、自分好みの一枚を選べるのもメリットです。
国際ブランド | VISA |
カードのタイプ | リアルカード |
貯まるポイント | -(キャッシュバックのため) |
ポイント還元率 | 0.5%(キャッシュバック) |
発行可能年齢 | なし |
au PAY プリペイドカード
au PAY プリペイドカードはauユーザーの2人に1人が所持しており、知名度・認知度の高いカードです。
入会金・年会費は一切かからず、auユーザーであれば審査なしでだれでも発行することができます。
日常的に利用すればザクザクPontaポイントが貯まり、提携先で使えるのでauユーザーにとてもおすすめの一枚です。
国際ブランド | MasterCard |
カードのタイプ | リアルカード |
貯まるポイント | Pontaポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~1.5% |
発行可能年齢 | – |
LINE Payプリペイドカード
LINE PayプリペイドカードはスマホアプリのLINEで発行できるバーチャル型のプリペイドカードです。
バーチャル型なので申し込みからすぐに使えるのが魅力。applepay・Googlepayに設定すれば、iD加盟店やVisaのタッチ決済加盟店でカンタンに支払いできます。
チャージ・支払いをするごとにLINEで通知がくるので、ついつい使いすぎてしまうというリスクもありません。
国際ブランド | VISA |
カードのタイプ | バーチャルカード |
貯まるポイント | -(ポイント還元なし) |
ポイント還元率 | -(ポイント還元なし) |
発行可能年齢 | 日本の電話番号が登録されたLINEアカウントを所持している人 |
ANA JCBプリペイドカード
ANA JCBプリペイドカードは、国際ブランドのJCBと航空会社のANAが提携して発行しているプリペイドカードです。
カードで支払いをすればマイルが還元され、貯めたマイルは様々なシーンで活用可能。
日本国内在住の15歳以上(中学生以上)であれば申込みできるので年齢を問わずに様々な人が使えます。
国際ブランド | JCB |
カードのタイプ | リアルカード |
貯まるポイント | – |
ポイント還元率 | 0.5%(1,000円につき5マイル) |
発行可能年齢 | 15歳以上(中学生を除く) |
Bizプリカ
Bizプリカは法人向けのプリペイドカードで、法人用のクレジットカード・デビットカードにはない利便性を兼ね備えたカードです。
個人向けのプリペイドカードと同様に与信審査がなく、小口現金・現場での立て替えなどを削減できビジネスでのキャッシュレス化が実現します。
申込はWebで完結しおおよそ2週間でカードの発行が可能。経費システムと連携すれば精算事務がとてもカンタンになるので業務負担の軽減にもつながります。
また、Bizプリカは2019年のサービス開始から導入会社数は1,000社を超えており、東証1部上場企業である共同印刷株式会社のグループ会社が運営しているので、安心して利用できるのも大きな魅力です。
入会申込月から6ヶ月間は無料トライアル期間を実施しているので、法人用のプリペイドカードの導入を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。
国際ブランド | Mastercard® |
カードのタイプ | リアルカード |
貯まるポイント | – |
ポイント還元率 | – |
申込条件 | お申込みには所定の審査があります。 個人事業主の方、フリーランスの方はご入会頂けません。 |
Stapleカード
Stapleカードは会社の規模に関わらず、与信審査不要で全従業員に発行できる法人用のプリペイドカードです。
カードを利用した際、専用アプリからいつでもどこでも利用履歴を確認でき、リアルタイムで経費として申請することが可能です。
また、3D セキュアの本人認証サービスも付帯しており、安心・安全でオンライン決済ができるのも特徴。
各種会計ソフト・Microsoft Teams・楽天銀行 などの外部サービスとカンタンに連携でき、連携することによってよりスムーズに経費管理を行えます。
リモートロック機能も付帯しており、盗難・紛失が起きた際に不正利用されるリスクがないのも安心して使えるポイントですね。
国際ブランド | Visa |
カードのタイプ | リアルカード・バーチャルカード(提供予定) |
貯まるポイント | – |
ポイント還元率 | – |
申込条件 | 日本国内に住所のある法人の方 ※所定の基準あり |
プリペイドカードならではの魅力・メリット
プリペイドカードにはクレジットカードとは異なる魅力やメリットがあります。
- 現金を持ち歩かなくて済む
- 審査なしでスピーディーに発行できる
- 不正利用のリスクが少ない
- 利用限度額を決めて計画的に利用できる
現金を持ち歩かなくて済む
プリペイドカードはお金をチャージできるので現金を持ち歩く必要がなくなります。
小銭でのやり取りがなくなったり、銀行口座から現金を引き落とす必要がなくなったりと様々な手間が軽減できるのがメリットです。
また、万が一財布を盗まれた際でも不正利用を防げるのでセキュリティ面でも安心。
財布もかさばらないのでキャッシュレス時代にピッタリのカードです。
審査なしでスピーディーに発行できる
プリペイドカードは利用する分の金額を事前に入金し、入金した分だけをプリペイドカードで支払えます。
クレジットカードと違い、使い込みによって返済ができないリスクがないので、プリペイドカードは審査なしで発行できます。
審査のあるクレジットカードとは違い、申し込みから利用までが非常にスピーディーなのが特徴。
審査に落ちてしまうリスクもないので安心して利用できます。
不正利用のリスクが少ない
プリペイドカードはチャージした分しか使えないので、不正利用されたとしても被害額はチャージした分の金額に抑えられます。
クレジットカードの場合は、多額の不正利用が起きるリスクがあるので、その点プリペイドカードは安心して使えます。
利用限度額を決めて計画的に利用できる!使いすぎるリスクがない
プリペイドカードはあらかじめチャージした分の料金しかカードの支払いができないため、使いすぎすぎるリスクがありません。
家計簿アプリなどと並行して支出監理を徹底すれば、何にいくらかけたのかが一目でわかるので安心です。
クレジットカードのように好き勝手に使えないものの、計画的に使えるので堅実な人に最適な一枚です。
プリペイドカードのよくある質問
それでは最後にプリペイドカードのよくある質問について紹介していきます。
後払いに対応している?
プリペイドカードは事前に入金した分の費用を支払って利用するので、後日まとめて後払いにすることはできません。
後払いで使いたい人はクレジットカードを使いましょう。
未成年の高校生でも発行できる?
プリぺイドカードは基本的に条件を満たしていれば高校生でも発行できます。
条件についてはカードの種類によって異なり、年齢制限や親権者の合意など様々なのであらかじめチェックしておきましょう。
アプリへの課金には使える?
プリペイドカードはアプリやゲームなどの課金にも利用可能です。
なお、アプリなどに使う場合はゲーム専用のプリペイドカードがコンビニ・スーパーなどで販売されているのでそちらから購入してみてください。
プリペイドカードを利用してお得な生活を送ろう!
プリペイドカードは審査なしでスピーディーに発行できるので、幅広い年代・様々な利用シーンで活用できます。
事前入金式で使い込むリスクもないので、支出監理が苦手な人にもピッタリです。
あなたに適したプリペイドカードを見つけて、活用してみてくださいね。