キャッシュレス化が進んでいる現代では、クレジットカードをはじめ、電子マネーで会計できる決済代行サービスが非常に普及しています。
しかし、決済代行サービスは非常に数が多いので、「どの様な違いがあるのか」「どのサービスが適しているのか」など疑問を抱えている人も多いでしょう。
そこでこの記事では決済代行サービスの特徴や選ぶ際のポイント、各決済代行サービスの特徴を紹介していきます。
この記事の目次はこちら
- 決済代行サービスとは?
- 決済代行サービスを選ぶ際のポイント
- square/Square株式会社
- ソニーペイメントサービス/ソニーペイメントサービス株式会社
- NP後払い/株式会社ネットプロテクションズ
- atone/株式会社ネットプロテクションズ
- マックスコネクト株式会社
- SBペイメントサービス/SBペイメントサービス株式会社
- GMOペイメントゲートウェイ/GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- STORES 決済 (旧:Coiney) /コイニー株式会社
- PayPal
- Paygent/株式会社ペイジェント
- 楽天Pay/楽天ペイメント株式会社
- PAY.JP/PAY株式会社
- Paid – 株式会社ラクーンフィナンシャル
- 決済代行サービスを導入するメリット
- 決済代行サービスを導入するデメリット
- 決済代行サービスを導入して業務を効率化しよう!
決済代行サービスとは?
電子マネーやクレジットカード、銀行振り込みやコンビニ決済など、現代では様々な決済方法にあふれています。
決済代行サービスとはこれらの様々な決済方法を販売店の代わりに一括で管理してくれるサービスのこと。
クレジットカード会社とのやりとりや事務処理など、面倒なやりとりをする手間が省いてくれます。
また、入金管理まで行ってくれるのでお金回りの手続き・管理がとても楽になります。
決済代行サービスを選ぶ際のポイント
決済代行サービスを選ぶ際には下記3つのポイントを踏まえて選ぶのが重要です。
- 手数料がいくらかかるのか
- 決済方法が多いか
- セキュリティ性が高いか
手数料がいくらかかるのか
決済代行サービスを選ぶ際には決済手数料と固定費がいくらかかるのかチェックしておきましょう。
売り上げの数%をひかれてしまうので、長期的に考えると0.1%のごくわずかな違いが大きな差額になります。
また、手数料無料でも固定費がかかるサービスもあるので、売り上げ額や決済件数とのバランスを重視して選ぶようにしましょう。
決済方法が顧客ニーズに合っているか
決済代行サービスは豊富な決済方法に対応していますが、中には一部の決済に対応していないサービスもあります。
また、取り扱っている商材や客層によっても決済方法葉異なります。
そのため、自社で取り扱っている商材・客層に最適な決済方法何か理解し、適した決済サービスを導入するようにしましょう。
セキュリティ性が高いか
決済する際にはクレジットカード・スマホなどが使われるので、顧客情報を取り扱うのでセキュリティ面は気を使わなければならないポイントです。
決済に関する情報が流出してしまうと大問題に繋がってしまいます。
そのため、決済サービスを選ぶ際にはセキュリティ面が整っているのかチェックしておきましょう。
square/Square株式会社
squareはTwitterを創業したジャックドーシーが作り上げた決済代行サービスです。
三井住友カードと提携し、2013年から日本国内で普及し始めました。
デバイスにカードリーダーを挿入するだけでカンタンに導入でき、対応プリンターを設置すれば紙レシートの発行できます。
また、三井住友銀行の口座があれば最短翌日には導入できるので、導入までのスピード感が特徴です。
\最短即日で導入可能!/
公式サイトはこちら
ソニーペイメントサービス/ソニーペイメントサービス株式会社
ソニーペイメントサービスは、クレジットカード決済を始め、コンビニ決済・オンラインID決済・キャリア決済・電子マネー決済等、豊富な決済手段を持つ決済代行サービスです。
複数の決済手段を1つのプラットフォーム上で管理できるのが魅力で、「加盟代行契約」「情報処理契約」の2形態から事業者やビジネス形態のニーズに応じて導入できます。
また、主要カード会社16社・21ブランドとダイレクトにネットワーク接続をしており、別のネットワークを介せずに利用できるため、決済時のレスポンスが速いこと・安定した稼働もソニーペイメントサービスの特長です。
規模・業種に偏りがなく、多様な利用者実績があるのも安心して利用できるポイントと言えます。
NP後払い/株式会社ネットプロテクションズ
NP後払いは導入店舗数57,500件を超えており、業界シェア№1を誇る後払い決済サービスです。
後払い決済はクレジットカードの次にニーズのある決済手段であり、スマホとの相性の良さも相まって、決済画面でのカゴ落ちを減らし売り上げアップにつながります。
また、後払いの提供にともなって発生する請求書発行・入金管理・代金回収などの請求業務は、運営会社のネットプロテクションズに全てアウトソースできるので、面倒な業務も増えません。
後払いに発生しがちな未払いも100%補償であり、キャッシュフローの安定にもつながる点も大きな魅力です。
atone/株式会社ネットプロテクションズ
atoneは株式会社ネットプロテクションズが提供する、明瞭さで選ばれる決済プラットフォームです。
ポイントプログラムを通して「あえてクレジットカードを利用しない」490万人のお客様にアプローチでき、新規獲得・リピート率UP・LTV向上に貢献します。
業界最安水準の手数料で、EC・デジタルコンテンツ・実店舗など様々な業種で導入が可能です。
代金の未回収が発生した場合は、運営会社であるネットプロテクションズが100%補償してくれるので安心です。
ご利用される方のお支払いは、まとめて翌月払いでOK。
代金の0.5%のポイントがもらえて値引きに使える上に、簡単な会員登録のみですぐにご利用でき、利用状況はアプリでいつでも確認できます。
マックスコネクト株式会社
マックスコネクト株式会社では、クレジット・銀行振込・決済機能付きサービスの3種類の決済サービスを展開しています。
あらゆるシーンでの販売・購入に対応できるよう、複数の決済方法から用途に応じて選べるので、業種や企業規模を問わずに導入可能です。
決済画面にはマルチリンガル表記(多言語表記機能)を標準搭載しており、日本国内だけではなく海外でのビジネスにも対応できます。
また、国際情報セキュリティー基準である「PCI DSS」を最新バージョンで完全準拠しているので、セキュリティ面でも安心です。
SBペイメントサービス/SBペイメントサービス株式会社
SBペイメントサービスはソフトバンクグループが提供している決済サービスです。
決済方法が35ブランド以上あり、ECサイトだけではなく実店舗にも対応しています。
国際基準の獲得やISMS認証、PCIDSS、プライバシーマークなどを取得しているので、セキュリティ面が気になる人にピッタリのサービスです。
GMOペイメントゲートウェイ/GMOペイメントゲートウェイ株式会社
GMOペイメントゲートウェイは約10万店舗以上で導入実績のあるECサイトの総合決済システムです。
導入実績では業界内でもトップクラス。豊富な導入実績から、利用者のニーズに応じて最適なサービスを提供してくれます。
年中無休のコールセンターや手厚いセキュリティなど利用者が安心して使えるサポート体制も整っています。
また、GMOと提携して後払いサービスがあるのも特徴の一つです。
STORES 決済 (旧:Coiney) /コイニー株式会社
STORES 決済は専用の端末をスマホ・タブレットに接続するだけで利用できる手軽さが魅力の決済サービスです。
クレジットカードのほか、電子マネーやQRコード決済に対応しているので、幅広い決済方法が利用できます。
決済機能以外にも、コンサルティング機能や売り上げ管理、入金確認など多彩なサービスがあるのも魅力。
導入費用も一切かからないので、リーズナブルに利用できます。
PayPal
PayPalはクレジットカードだけではなく、デビットカード・銀行口座での決済に対応しているオンライン決済サービスです。
PayPalを導入している店舗は世界2,400カ所以上。利用しているユーザー数は3億人を超えています。
また、PayPalを銀行口座を登録すればそのアカウントで送金や集金も可能。日本で作成したアカウント同士であれば手数料もかかりません。
そのため、手数料を気にしているユーザーに最適な決済サービスと言えます。
Paygent/株式会社ペイジェント
PaygentはNTTグループと三菱UFJ銀行が共同して作り上げた決済サービスで、安定した経営基盤があるのでセキュリティ面でも安心です。
決済方法が豊富なのに加えて、主要なECサービスと連携しているので導入までのスピードが早いのも特徴。
通常の入金サイクルで締め日から9営業日、「早期入金オプション」では最短5営業日で入金が完了します。
楽天Pay/楽天ペイメント株式会社
楽天payはクレジットカード・モバイル・SIMを始め、様々な分野で圧倒的な集客数を誇る楽天が提供している決済サービスです。
クレジットカードや電子マネーなどに加え、quickpayや楽天Edyなど他の決済サービスでは取り扱っていない決済にも対応しています。
導入は無料で最短翌日に入金が完了するので、手軽さも大きな魅力の一つです。
PAY.JP/PAY株式会社
PAY.JPはシンプルな操作性・導入のしやすさが特徴的な決済代行サービスです。
最大の特徴は利用料金の安さ。プランによっては初期費用・月額料金が無料だったり、決済手数料が2.59%だったりとかなりのローコストで利用できます。
また、申し込みから2~3日程度で審査も完了するのでいち早く導入したいと考えている人にもぴったりです。
Paid – 株式会社ラクーンフィナンシャル
PaidはBtoB決済にピッタリな決済代行サービスです。月々の固定費用が一切かからず、利用した分だけの料金を支払えば利用できます。
取引先への限度額は最大1,000万円まで設定ができるので、他の決済サービスではできない大がかりな取引に活用できます。
また、利用申し込みから審査完了までのスピードが早いので早急に決済サービスを導入したい人にぴったりです。
決済代行サービスを導入するメリット
決済代行サービスを導入するメリットについて紹介していきます。
- お金回りの管理が楽
- 個別の契約が1社で完結する
- 締め日と入金日をまとめて管理!
お金回りの管理が楽
決済方法によってデータの形式などが異なるので、決済方法ごとに対応しなければなりません。
しかし、決済サービスを活用することにより、全ての手続きを代行してくれるので事務処理や申請などの手間を省けます。
お金回りの管理が楽になるので、結果的に業務効率化につながります。
個別の契約が1社で完結する
決済方法を導入する際には複数の契約しなければなりませんが、決済代行サービスを活用すれば各契約や処理を全て請け負ってくれます。
決済代行サービスと契約すれば短時間で複数の決済方法を用意できるということになります。
また、審査がスムーズに進むようにアドバイスをくれるのもメリットです。
締め日と入金日をまとめて管理!
カード会社や電子マネー会社などと個別に契約した場合、締め日と支払い日がそれぞれ異なり入金のタイミングもまばらです。
決済方法が多ければ多いほど事務処理が面倒になってしまうことに。
しかし、決済代行サービスを活用すれば全ての決済方法をまとめてくれて、全ての売り上げから手数料を引いた金額が入金されます。
人の手で処理するとミスが起こるリスクもあるので、決済代行サービスを活用することにより質を上げて手間を少なくできます。
決済代行サービスを導入するデメリット
様々なメリットがありましたが、いくつかデメリットがあるのも事実です。
あらかじめデメリットを理解しておかないと、使い始めてから失敗するリスクもあるので、しっかりとデメリットをチェックしておきましょう。
- 決済手数料がかかる
- セキュリティ面でトラブルになるリスクがある
決済手数料がかかる
決済代行サービスは手数料がかかります。
個別でクレジットカード会社などと契約するよりも手数料が高くなってしまう可能性も。
手数料を節約したいのか・手間や時間を短縮できる分手数料がかかってもしょうがないのか、どちらを重視するべきか考えてみましょう。
セキュリティ面でトラブルになるリスクがある
基本的にセキュリティ面には最新の注意が払われていますが、稀に個人情報等の流出が巻き起こるリスクがあります。
可能性としては低いものの、個人情報の流出が起これば顧客からの信用問題の悪化につながります。
そのため、決済代行サービスを選ぶ際にはセキュリティ面は特に注意を払っておきましょう。
決済代行サービスを導入して業務を効率化しよう!
決済代行サービスは非常に多くあり、それぞれで特徴や内容が異なります。
そのため、それぞれのサービスの内容をしっかりと理解し、顧客や商材に適したものを選ぶのが大切です。
ぜひ適した決済代行サービスを導入して業務効率をアップさせてくださいね。