クレジットカードは、決して1人1枚と決まっているわけではありません。
特徴の違うカードを複数枚持っておき、シチュエーションに応じて使いこなすのがおすすめです。
特にはじめてクレジットカードを申し込む方はリーズナブルな一般カードを選ぶことが多いと思いますが、クレジットカードは年会費が安いものほど、機能に偏りが出てしまいがちです。
そのため、組み合わせを考えてカードを2枚持ちし、1枚をメインで、もう1枚をサブで利用していくことをおすすめします。
ここからは、クレジットカードの2枚持ちをおすすめする理由と、おすすめの組み合わせを詳しく紹介していきます!
クレジットカードはメインとサブの組み合わせで所持しておくのがおすすめ
クレジットカードを調べていくと、メインカード、サブカードといった言葉をよく耳にします。
どういった意味かというと、メインカードはビジネスなど公式の場で使っていきたいカード。サブカードは日々の買い物など、生活の中で使っていきたいカードというのが一般的な言われ方です。
こうしたカードの使い分けは、ステータスを気にするサラリーマンなどが特におこなっています。
ステータス重視のメインカード・還元率重視のサブカードという組み合わせがおすすめ
メインカードに適しているクレジットカードは、ゴールドカードといった高ステータスのものがおすすめです。
ビジネスの場では、持っているクレジットカードのステータスが高いと、相手に好印象を与えることができます。
ゴールドカードは年会費が高く、手が届かないという方には、金融機関が発行しているクレジットカードやプロパーカードが、ステータスをアピールできるのでおすすめですよ。
逆に、サブカードに適しているのは、年会費が無料でポイント還元率の高い、費用対効果の高いクレジットカードです。
「いい年して年会費無料のカードを使っている」と取引先に思われたくないけれど、お得に買い物はしていきたいという要望に応えたカードで、特定店舗で還元率がアップし、キャッシュバックが発生するようなものもサブに選ばれることが多いです。
ステータスも十分で使い勝手もいい三井住友カード
抜群の知名度でおなじみの三井住友カード。どこで出しても恥ずかしくない無難な1枚でありながら、iDなど電子マネー搭載でコンビニ利用でポイント5倍などスペックも高め。
VISAは利用できる店舗が国内でも海外でも一番多いため、メインカードとして使うのに非常におすすめです。
年会費無料なのに常にポイント1%たまる!オリコカード
ポイントを貯める用のサブカードにおすすめなオリコカード。カード本体・ETCカード・家族カードすべてを年会費無料で持つことができる珍しいカードでありながら、ポイント還元率が高いのが特徴です。
18歳以上なら申し込むことができ、主婦や学生でも作れるので最初のカードにもおすすめ。とりあえずオリコカードを作っておいて、人前で出すためのゴールドカードはそのうち作るという人も多いです。
クレジットカードを組み合わせて使うメリットとは?
複数のクレジットカードを組み合わせて利用するメリットはさまざまありますが、1つ目に挙げられるのは、クレジットヒストリーを効率よく成長させることができるという点です。
リーズナブルかつ高還元率なカードが最もお得なように感じますが、長い目で見ると必ずしもそうだというわけではありません。
たとえば、銀行系のクレジットカードは一般カードの時は年会費に対してポイント還元率が低めというものが多いですが、利用し続けることで補償が手厚く優待特典も充実している高ランクカードに切り替えることができます。
三井住友カードなどは20代半ばでゴールドカードを持つことが可能なので、どんどん使って実績を作りたいところですが、還元率が低いので利用してもポイントが貯まりにくいです。
そのため、ポイントを貯めたいシチュエーションには高還元率カード、そうでないときにはメインカードというように使い分けると、無理なくクレヒスを成長させることができて、お得ですよ!
片方に旅行保険が付帯しているのがおすすめ
クレジットカードは、買い物利用でお得なだけではなく、持っているだけで保険や補償を受けられるものが多くあります。
たとえば、旅行保険が自動付帯のクレジットカードなら、持っているだけで旅行時のトラブルを補償してもらえます。
ポイント還元率が高く、年会費が安いカードはポイントの貯めやすさには優れている一方で、こうした保険機能は一切ついていないことも多いので、組み合わせて活用することで、カード会員の身を守ることにもつながります。
ポイントの貯めやすさとステータスという目線だけでなく、保険・補償という要素もクレジットカード選びに活用していくのがおすすめですよ!
年会費無料なのに旅行時の保証が厚い!VIASOカード
多くカードに旅行保証が付帯されていますが、そういったカードのほとんどは年会費がかかります。
しかしVIASOカードは年会費無料にもかかわらず、旅行保険が国内・海外ともに付帯しているのでお得です。
しかも保険利用に面倒な手続きは一切必要なし!ただVIASOカードで支払うだけで保険加入できるので楽ちんです。
さらにVIASOカードはたまったポイントが自動でキャッシュバックされる仕組みになっており、このシステムも人気があります。
メインカードと電子マネー用を分けて持つことで家計の管理も楽に
クレジットカードの組み合わせをお得に利用している人の使い方で多いのが、クレカ払い用のカードと交通費の支払い用の電子マネー連携カードを使い分ける方法です。
たとえばSuicaを使っているなら、JRが発行しているクレジットカードが圧倒的にポイントがたまりやすいのでSuicaだけのために持つのもおすすめです。
還元率が最大11.5%のビックカメラSuicaカード
JR発行のクレジットカードのなかでもおすすめなのがビックカメラSuicaカード。Suicaのオートチャージでポイントが3倍になるだけでなく、ビックカメラでもポイント還元率がかなり高いのでおすすめです。
海外旅行保険も自動付帯でかなりコスパが高いカードだといえます!
クレジットカードは複数枚組み合わせることでメリットが増大
ここまで、クレジットカードを2枚組で使うメリットについて解説しましたが、カードが1人1枚と決まっていないように、複数持ちも2枚組と決まっているわけではありません。
3枚でも4枚でも持っていれば、カードの特徴に応じて利用するシチュエーションが増えるので、よりお得なクレジットカードライフを送ることができるようになります。
ただ、ここで気をつけて欲しいのが、利用額決済と年会費の支払いです。
1枚増えるだけで意外と負担が増大するので、注意が必要ですよ。
2枚以上持つ場合もメインカードを設定するのがおすすめ
何枚持ちでも構いませんが、その代わりカードを平等に使っていくというのはおすすめしません。
なぜなら、ポイントが分散してしますので、効率が悪くなってしまうからです。
当然ではありますが、ポイントが少しずつ貯まっているクレジットカードを何枚も持っているより、1枚に多数のポイントが貯まっているほうが交換できるサービスの質も上がります。
クレジットカードの複数持ちは、利用頻度のバランスにも気を配るのがおすすめです。