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教授! 僕はあまりバイトできてなくて年収が20万くらいしかないのですが、 それでもクレジットカードは作れますか? |
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大丈夫。学生であれば、はっきり言って0円でも問題ないだろう。 そもそも申し込みの際に自分の収入を問われなかったりすることもあるな。 4時間目では、なぜ収入がなくてもカードを作れるのか話していこう。 |
年収は0円でも大丈夫!将来性を買ってくれる
クレジット会社が見ているのは今の君の年収ではなく、未来の君の年収だ。
将来働くようになってからも自社のカードを使ってほしいから、学生専用・若者専用クレジットカードを発行している。
だから収入は少なくても、一切無くてもあまり問題はないのだ。クレジットカードで大学生活が便利になることは言うまでもない。
最近ではインターネット通販やキャッシュレス決済も盛んになり、ますます利便性が増している。
若いうちからカードの便利さに気付いてもらえるのは、クレジット会社からしても大きなメリットだ。
だからこそ、学生には収入を問わず、通常以上のさまざまなサービスを付与してカードを発行するのだ。
キミの将来性に期待をしている部分が大きいのじゃ!
親権者の存在も審査基準の一つ!
クレジット会社が学生専用クレジットカードを発行する理由はもう一つある。それは、親御さんがいるからだ。
クレジット会社はあなたの親御さんのことを「子どもを大学や専門学校に通わせるだけの財力のある人」と考える。
よって万が一支払いが滞ってトラブルが起こっても親御さんが助けてくれると判断してカードを発行するのだ。
特に、学生にもおすすめのクレジットカード、楽天カードでは個人の収入ではなくて世帯収入を書く欄があるのじゃ。君自身の収入は全く聞かれないので、楽天カードを作る際は覚えておいてくれ。
未成年の場合は親の承諾が必要となるケースが多いので、予めカードを作ることを親御さんに伝えておくと申し込みで急に焦らなくて済むぞ。
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教授! 結構きわどいことも教えてくれちゃうんですね! |
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こういうのを若者の間では「ぶっちゃけトーク」と言うのだろ? |
実際に年収欄にはどう書けばよい?
それでは、実際にクレジットカードを申し込む時のことを想定してみよう。
クレジットカードの申し込みフォームの中には、たいてい年収を書き込む欄がある。
学生の場合は、アルバイト収入を書くかどうか、どのように書けばいいか不安だろう。
アルバイト収入は、1年間同じところで働いていれば、実際にその前の1年間に稼いだ額をそのままかけば良いじゃろう。
じゃが、学生であればバイトを転々としているなんて言うこともあるかもしれんな。
そういう場合は、年収の予測でも構わん。
今働いているアルバイトの月収を12倍するでもよいし、長期休みと学校があるときのことを考えて自分で金額を決めてしまっても大丈夫じゃ。
もちろん、収入がない場合は0円でかまわん。
上でも言ったように、学生の年収はそこまで加味されず、「学生である」という特権が年収のようなものなのじゃ。
また、奨学金や仕送りなどは書かないほうがベターじゃな。
ちなみに、クレジットカードの年収は基本的に自己申告の記入欄となっている。社会人でも同様じゃ。
収入証明書類などの提出は不要ということで、細かい年収はそこまでクレジットカード会社も気にしていないということなのである。
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年収欄は素直に書くのが一番、ということじゃな。 |
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すごい!僕でもカードを持てそうです! |
審査基準はクレヒス・事故情報と申し込み状況!
では、どのようにクレジットカードの発行を判断しているかと言うと、クレヒスや信用情報、そして申し込み状況じゃ。
クレヒスは、クレジットカードヒストリーの略のことである。
つまり、すでに持っているクレジットカードで、支払いに遅れてしまったことがあるなどの場合は、審査に影響することもある。
特に、携帯電話を自分で払っている学生の場合は注意が必要かもしれん。
というのも、携帯電話の料金を延滞しているなど、信用情報に傷がある場合はクレジットカードの審査に通らない可能性もあるためじゃ。
また、クレジットカードを短期間に複数枚申し込むのも注意が必要じゃ。
この学生はお金に困っている、とみなされてカードの審査に通らなくなってしまう可能性が高いぞ。
じゃが、それは逆に言うとクレヒス・信用情報さえきれいで、同時に複数枚申し込んでいなければ、学生であればクレジットカードの審査に通りやすい、ということだ!
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学生の間にカードを発行しておくと、将来にも役立って便利だぞ! |
学生のカード発行は簡単!でも限度額は低い
ただ、学生だからといって何でも許してもらえるわけではないぞ。
カードの利用限度額は10万円に定められることが大半じゃ。
親権者の同意を得ていれば20万円や30万円になることもあるが、学生の間は最大でも30万円じゃ。
基本的には10万円と考えるのがいいじゃろう。
もしも10万円以上の買い物をしたいという場合は、分割払いもおすすめじゃ。
分割払い・リボ払いは手数料がかかってしまうというイメージもあるじゃろうが、2回払いであれば手数料がかからないことが大半じゃ。
リボ払いは便利な反面、手数料や利子がいつの間に手に負えないほど大きくなることもあるじゃろうから、学生の間は使わないことをおすすめするぞ。
もしくは、デビットカードならば限度額も全く無いので、学生の間は一枚持っておいてもいいかもしれんな。
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そもそも学生が月に10万円以上使うこともない気がするがのう… |
学生向けクレジットカードを作ろう!おすすめは?
学生に年収がいらないということを説明してきたが、もちろんゴールドカードなんかは申し込めないと思ったほうがいいな。
やはりおすすめなのは、若者向けクレジットカードじゃ。
学生専用クレジットカードという選択肢もあるが、そういうカードは卒業後に年会費がかかることも多い。
このご時世、若者向けに年会費も全くかからず、ポイント還元率や旅行保険の充実したカードもたくさんあるのじゃ!
学生におすすめのクレジットカードを知りたいという方は、是非こちらのランキングを参考にしてくれ。
▶▶▶学生におすすめクレジットカード比較ランキング
特に私が今回おすすめするのは、『三井住友VISAデビュープラスカード』と『JCB CARD W』だ。
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAデビュープラスカードは、学生におすすめの25歳以下限定クレジットカードじゃ。
年会費無料、ポイント還元率1.0%、そして26歳になったら自動でゴールドカードにランクアップされるクレジットカードなのである!
入会キャンペーンも充実しているのがうれしいところじゃ。
JCB CARD W
JCB CARD Wも、学生におすすめの39歳以下限定クレジットカードじゃ。
年会費無料、ポイント還元率1.0%、旅行保険最大2,000万円などなどの機能がついているんじゃ。
特に、Amazonで還元率2.0%はAmazonを使いがちな学生にうれしい特典じゃな。
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ワシも申し込みたいくらいの良いカードじゃ…。 |
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博士って一体何歳なんですか…? |
次の講義はこちら→5時間目「学生の海外旅行にはもっていくべき?」