学生クレジットカードは、一般のクレジットカードとは異なる視点で審査が行われます。
そのため、他にもはない審査基準について理解する必要があります。
審査を受ける際は基準を理解した上で準備する必要があるでしょう。
この記事では、学生クレジットカードの審査について説明します。
また、審査で見られる項目や注意点を解説します。
学生クレジットカードは審査厳しいわけではない
学生クレジットカードは審査基準が厳しいものではなく、審査を通過させるために必要な書類さえ準備しておけば、問題なく発行されます。
特に1枚目のクレジットカードというのは、学生であることを考慮して審査を行い、問題がなければ簡単に審査を通過できるのです。
しかし、学生クレジットカードでも審査に落とされる可能性はあります。
いろいろな書類や確認等で問題があれば、審査を通過できずにカードを発行してくれないのです。
こうした問題が起こらないように、学生クレジットカードの審査は、しっかり通過できるように基準を確認しておくのです。
学生クレジットカードの審査で見られる項目
学生クレジットカードの審査で確認される項目は以下の通りです。
- 学生であるか
- 年齢
- 収入
- 必要書類
- 記述内容の誤り
- クレジットカードヒストリー
これらの項目を確認し、問題がなければ審査を通過して学生クレジットカードを発行します。
一方で問題があれば審査に落とされてしまい、カードは発行されません。
ここからは、学生クレジットカードの審査で見られる項目を詳しく説明します。
学生であるか
学生クレジットカードを発行する際は、学生であるかを確認します。
学生証等によって、本当に学生であると確認された場合、この項目は問題なく通過できます。
一方で、学生だと判断できない場合、学生クレジットカードでは審査に落とされてしまいます。
学生専用のクレジットカードは、学生である証明が確認できないなどの理由があれば、その時点で容赦なく審査に落とされます。
書類の提出等には気をつけておきましょう。
年齢
年齢はクレジットカードを発行できるか判断するために確認されます。
クレジットカードは18歳未満では発行できないため、年齢確認は絶対に行われます。
この年齢が基準に満たないと判断された場合、審査に落とされます。
収入
収入は学生クレジットカードで念の為確認している程度で、実際には審査に影響しないケースが多くなっています。
クレジットカードの支払いができるほどの収入を個人で確保できている場合は、学生クレジットカードの審査でプラスの要素として扱われ、審査を通過しやすくなります。
また、アルバイト等で安定した収入を得ていると判断されれば、こちらもプラスとして扱われます。
ただ、収入を得ていない学生もいます。
この場合は親の収入等があれば問題なく審査は通過できます。
つまり、収入欄に0円と記載しても、審査を通過できるのです。
虚偽の記載しないように心がけて、正しい収入を伝えましょう。
必要書類
これは身分証明書を提出し、本当に身分に問題がないか判断します。
申込内容と書類に違いがあれば、この時点で審査に落とされます。
これは虚偽の記載をしていると思われるためで、誤った情報で学生クレジットカードを発行しようと判断されるためです。
また、身分証明書を提出しなかった場合も審査に落とされます。
身分が正しく証明できない場合は、信用が得られないと判断されて審査に落とされるのです。
記述内容の誤り
審査中に記述内容に誤りがあると思われる項目、または提出された書類と申込み内容に違いがあると判断された場合は、審査に落とされる可能性が高くなってしまいます。
虚偽の記載は明確に違反している項目の1つとなりますので、審査ではかなりの影響を受けます。
どれだけ学生クレジットカードを発行したいと考えても、記述内容の誤りは絶対に作らないようにしましょう。
特に個人情報の誤りは審査に落とされる可能性が高まってしまうため、間違った記述はしないように心がけてください。
クレジットカードヒストリー
基本的には気にしなくてもいい項目ですが、一部の人はクレジットカードヒストリーだけで審査に大きな影響を及ぼしてしまいます。
クレジットカードを使っていなければ、クレヒスに何ら問題はありません。
しかし、携帯電話を分割払いで購入している場合に限り、クレヒスにその情報が記載されている場合もあります。
正しく返済していない場合は、この情報を見るだけで審査に多大な影響を及ぼします。
携帯電話を一括払いで購入している場合は影響がないため、クレヒスが原因で学生クレジットカードの審査に落とされる心配はありません。
学生クレジットカードの審査で注意すべきポイント
学生クレジットカードの審査を受ける際は、以下のポイントに気をつけておきましょう。
- 電話連絡に出る
- 書類の不備はすぐに修正する
- 郵送物を拒否しない
- 書類提出を遅延しない
- 短期間に何度も申し込まない
これらの注意点を守ってください。学生クレジットカードの審査は厳しくありませんが、こうした審査に多大な影響を及ぼすものについては審査落ちとなります。
注意点を守らなかった場合は、ほぼ審査落ちと判断されるため気をつけてください。
ここからは、学生クレジットカードの審査で気をつけるポイントを詳しく説明します。
電話連絡に出る
学生クレジットカードの審査では、個人に対して連絡する場合があります。
また、滅多にありませんが、バイト先に連絡が入る場合もあります。
こうした電話連絡に出なかった場合、クレジットカード会社は信用できない、本当に働いているのかわからないと判断し、審査に落とす傾向があります。
特に個人への連絡を無視した場合は、審査に落とされる可能性が非常に高くなってしまいます。
電話連絡が入っている場合は、早期に電話に出て対応してください。
電話は短時間で終わるものですし、確認程度の作業しかありませんので、長時間拘束される心配もありません。直ぐに電話を終えれば問題ないでしょう。
書類の不備はすぐに修正する
もし書類の不備が発覚しているのであれば、すぐに修正してください。
修正が間に合わなかった場合、審査に落とされる可能性は非常に高くなってしまいます。
書類に不備があると判断された場合、クレジットカード会社は電話連絡や確認書類の提出によって間違っていないかもう1度判断します。
この判断によって本当の情報が確認され、審査に影響がないと判断されれば審査は通過できます。
ただ、心象は悪くなるでしょう。
事前に書類にミスが生じているような場合は、連絡して修正しておけば審査に影響がありません。
審査落ちの問題を避けるためにも、できる限りミスが確認できた時は自分から連絡し、修正してもらうといいでしょう。
郵送物を拒否しない
クレジットカードは郵送で送られます。この郵送物を受け取らない、つまり拒否している場合、学生クレジットカードの審査に落とされたと同じ扱いを受けます。
クレジットカードを受け取らなかった場合、郵便局は何度も発送してくれるわけではありません。
基本的には不在通知を入れ、その不在通知に記載された期限まで保持します。
期限が過ぎた場合は、どのような場合でも相手側に戻してしまいます。
郵送物を受け取らなかった場合、学生クレジットカードを利用する意思がない、もしくは住所地を偽っていた可能性があるなどの理由から、審査落ちと同じ扱いになってしまいます。
つまり、そのカードは利用できなくなります。
また、親が拒否しているなどの理由で郵送物が発送されたのに受け取れない場合もあります。
この場合はカード会社に差し戻しとなり、その後審査に落とされたと同じ扱いで処理されます。
親にクレジットカードの話をして、確実に受け取れるようにしましょう。
書類提出を遅延しない
身分証明書や学生証の提出が遅れてしまった場合、学生クレジットカードの審査は遅れてしまいます。
そして、一定の期間が経過しても提出されなかった場合、その時点で審査落ちとなります。
これはカード会社に審査を進めさせる意思がないと判断されるほか、身分の証明を正しく行っていないと判断されるためです。
目安としては1週間以上の遅延が発生した場合、強制的に審査落ちとなります。
早めに必要な書類は提出するように心がけてください。
どうしても遅れてしまう場合は、カード会社に連絡して少し待ってもらうといいでしょう。
短期間に何度も申し込まない
短期間に学生クレジットカードへ何度も申し込んでいると、審査落ちの対象となってしまいます。
クレジットカードを発行したいという気持ちはわかりますが、短期間へ何度も申し込むという行為自体、信用を失ってしまうのです。
中には、クレジットカードを大量に保有して限界まで使い、そのまま返済しないというおかしな行為を取る人がいます。
クレジットカードを適当に利用されると、お金の返済ができないことでカード会社が不利益を受けます。
不利益を避けるためにも、短期間の申込状況を確認し、問題があれば審査落ちとしています。
学生クレジットカードへの申込みは、1回に付き1ヶ月程度の期間を取るように心がけてください。
また、審査に落とされてから次のカードをすぐに狙うのではなく、色々な問題を解決してから申し込むように心がけてください。
まとめ
学生クレジットカードの審査は難しいものではありませんし、一般的なクレジットカードと違い収入面での確認をほぼ行っていないなどの優遇措置も取られています。
学生がクレジットカードを持つための審査は、社会人よりも楽になっているのです。
ただ、審査に落とされる項目は多数存在します。また、問題となる行為を繰り返していると、審査に落とされる可能性が高まってしまいます。
どの行為が審査に影響するのか、しっかりと確認してから学生クレジットカードへ申し込むといいでしょう。