クレジットカードには学生向けに発行されているカードがありそれらのようなカードは学生向けカードと呼ばれます。学生向けカードには一般的なカードとほぼ同じ機能を使うことができますが、限度額についてなど異なる点もいくつかあります。
今回は学生の方に向けてクレジットカードを利用する上で重要な限度額について詳しく解説していきたいと思います。
クレジットカードの限度額はとっても重要!
クレジットカードはほとんどの場合お店のレジや通販サイトで、商品を購入する際に利用すると思いますがいくらでもお金を使えるというわけではありません。カードにはそれぞれ利用することができる金額を指す限度額が決まっており、それを基準にして買い物をする必要があるのです。
たとえばカードで利用できる金額が50万円までとされている場合は、クレジットカードで支払いができるお金は50万円が上限ということになります。
◆上限に達するとカードの利用ができなくなる
上限金額が50万円のクレジットカードで1万円の商品を購入した場合は、限度額が残り49万円までとなりそれ以上の価格の商品を購入することはできなくなります。もしカードの利用金額が上限に達してしまった場合は、カードで使えるお金がゼロということになるのでカード払いでの支払い方法も利用できません。
自分のカードで利用できる上限金額を知っておかないと、急にクレジットカードが利用できなくなってしまうという事態になるので、限度額の把握は非常に大事であると言えるのです。
学生向けクレジットカードは限度額が低めに設定されている
学生の方がクレジットカードを利用する場合は限度額の把握をしておかないと、困ったことになる可能性が他のカードよりも高いと言えます。なぜなら学生向けカードの場合は一般のカードよりも上限金額が低めになっているからです。
気づいたらすぐに上限に達していたということもありえるので無計画にカードを利用するのは大変危険です。
◆安全にカードを利用するための措置
学生向けクレジットカードのほとんどは10万円から、30万円くらいの限度額が一般的となっています。そもそもクレジットカードは定期的な収入源を確保している人に発行するのが大前提となっています。
未成年者や学生である場合はアルバイトでの収入が主であるため、経済的に社会人と同じようにはいかないという事情があります。よって安全に利用するためにも学生向けカードの場合は、必然的に一般のカードよりも限度額が低めの設定となるのです。
またカード会社も毎月の支払いをしてもらわないと、大きな損失となりますので収入が安定しない人に、必要以上にカードを使わせるのを防止するという意味もあります。若い世代の方が最初から上限金額が多いカードを希望したい場合は、カード会社が納得する収入源を確保した上で申し込みの際に希望するほかないでしょう。
◆カードの限度額はカード会社が決定する
このようにクレジットカードの限度額というのはある意味、カードの利用にかかっている制限のようなものとなっています。そして学生カードである以上残念ながら最初から高額な上限金額を設定するのは難しいと言えるでしょう。
カードで利用することができるお金の金額も、最終的に決定するのはカード会社側なので、変更する際にはまた審査を受ける必要があります。このように聞くと限度額については全く自由が利かないような印象が付くと思いますが、ある程度は自分で希望することも一応は可能となっています。
学生向けカードに限らず一般のクレジットカードでも、まずは申し込みのときにカードで利用できる金額を希望することができます。最終的な上限金額はカードの申し込みの際に本人の希望する金額と収入を照らし合わせて決定されます。
希望する金額になることもありますが収入と合っていないとみなされた場合は、希望通りの金額でなくカード会社によって決定されます。
学生向けカードは限度額が低い分しっかりと選ぼう!
学生向けカードを発行する際は1枚目から慎重に選ぶことをお薦めします。前述の通り学生向けクレジットカードの場合は限度額が低く、最低金額で5万円というレベルものさえ存在します。
また若物専用のカードである場合は複数のカードを発行した場合、2枚目以降からさらに上限金額が低くなる可能性が高くなります。たとえば1枚目のカードで設定されている上限金額が10万円であった場合、2枚目に発行したカードの上限金額は5万円になるという感じです。
よって複数の学生向けカードを発行するというのは、限度額の面で言えばあまりおすすめであるとは言えません。しかし限度額が低いというデメリットはあるものの基本的に高校を卒業した18歳以上であれば、誰でも発行することが可能となっており一般的なカードと遜色なく利用することができます。
学生向けのクレジットカードは一般カードでは利用することのできないサービスも付帯しているし、若い内に作っておくと後で社会人になってから有利に働く点があるので、春から大学生になるという方は卒業を機にカードを作っておくと良いでしょう。